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小川淳也×宮臺眞司×神保哲生:リベラルは高い理想と現實に即した對應の兩立を實現したい【ダイジェスト】
- 影片類型
- 一般
- 發布日期/時間
- 2026年5月23日 20:29
- 觀看次數
- 1萬1384回
- 點讚數
- 394
- コメント數
- -
- エンゲージメント率
- 3.5%
- データ確認日時
- 2026年5月29日 03:11
動畫概要
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マル激トーク・オン・ディマンド 第1311回(2026年5月23日)
『リベラルは高い理想と現實に即した對應の兩立を實現したい』
ゲスト:小川淳也氏(衆院議員、中道改革連合代表)
司會:神保哲生、宮臺眞司
中道改革連合はなぜここまで負けたのか。
2026年2月8日に行われた衆院選で、中道改革連合は167議席から49議席へと議席を3分の1以下にまで激減させた。比例票の減少は前回比で約700萬票にのぼる。高市政權にとっての歴史的大勝の裏で、リベラル勢力は歴史的大敗を喫したことになる。
しかし、これを單なる1回の選擧の負けと片付けてはならない。問われているのは、リベラルそのものがこの國でなぜ受け皿になりきれないのか、という構造的な問いである。
今回のゲスト中道改革連合の小川淳也代表は、選擧での敗因を「黨のアイデンティティが搖らいだ。選擧互助會としての疑念を晴らせなかった」と振り返る。選擧のための急ごしらえに見える政黨では、有權者の信頼を勝ち得なかったというわけだ。
中道改革連合は5月12日、衆院選敗北を受けた總括文書を公表している。そこで指摘されたのは、安保法制を合憲とした黨としての判斷や、原發再稼働を進める立場を明確にしたことが、リベラル色の強い從來支持層の一部離反を招いたという認識だった。
安保法制について小川氏は、かつての立憲民主黨が存立危機事態條項の削除や修正を強く求めていたことを認めた上で、この10年で安全保障環境は確かに變わったことは認めざるを得ないとも言う。だから中道改革連合としては條文削除までは求めない。ただし嚴格な運用は求める。その舵切りは「ギリギリあり得ること」だと小川氏は語る。
原發についても同樣だ。更新や新増設は次世代への責任として避けるべきだという理念は維持するが、嚴格な審査を通過した既存原發の稼働については、現實問題として「必要惡として容認せざるを得ない」と小川氏は言う。ただし、本來問われるべきは、化石燃料に依存しない社會へどう移行するかという長期戰略であるはずだ、というのが小川氏の主張である。
ここに、リベラル政黨が抱える構造的なジレンマがある。
理念だけを掲げていても政治は動かない。しかし現實路線を選べば、從來の支持層は離れていく。では、リベラルはどこへ向かえばいいのか。
昨年11月のマル激(第1284回「見逃されてきた『新しいリベラル』の受け皿になるのはどの政黨か」、ゲスト・橋本努北海道大學教授)で取り上げた橋本氏らの社會意識調査は、この問いに1つの示唆を與えていた。2022年に約7000人を對象に行われたこの調査では、「從來型リベラル」とは異なる特徴を持つ「新しいリベラル」と呼ぶべき層が、一大勢力となりつつあることが明らかになったという。
ここで言う「新しいリベラル」は、いわゆる護憲左翼的な立場はとらず、再分配そのものには積極的な姿勢を見せる一方で、舊來のリベラルが強調してきた困窮者支援一邊倒ではなく、教育や子育てといった次世代への投資を重視する點が新しいと橋本氏は指摘する。そして問題は、この層の受け皿となる政黨が日本にまだ存在しないという事實だ。
中道改革連合こそがその受け皿にならなければならないと語る小川氏は、社會的投資・次世代支援・現役世代への社會保障・一定の經濟成長という方向性については、黨内に大きな對立はないとも言う。しかし最大の壁は財源問題だ。理想を掲げるだけでは越えられない。
「高い理想を失ってはいけない。しかし日々の政治判斷は徹底して現實に即して行わなければならない」。長く野黨にいることで現實感覺を失ってきた部分があるかもしれない、と小川氏は言う。理想と現實をどうミックスしていくかが、中道改革連合に問われている課題なのだ。
また、もう1つリベラルが直面している課題は、メディア環境の構造變化である。
SNS空間では、右派的な主張が感情に直接訴えかける。一方、リベラルや左派の主張は理性や制度論を通じて訴えようとするため、どうしても「一手間、二手間かかる」。リベラルはアルゴリズム上、構造的に不利な立場に置かれているのだと小川氏は分析する。
その上で、小川氏は社會全體の右傾化を「時代的危機」と呼ぶ。
歴史を振り返れば、こうした時代の出口はたいてい戰爭か革命だった。しかし今われわれは、その一歩手前で踏みとどまり、戰爭なき新たな秩序と再分配の仕組みを作り出せるかどうかの瀬戸際にいるのではないか、というのが小川氏の認識である。
右傾化が進む時代の中でリベラルはいかに生き殘るのか。「新しいリベラル」の政治的受け皿をどう作るのか。リベラルの理念をいかにして有權者に屆けるのか。中道改革連合の小川淳也代表と、ジャーナリストの神保哲生、社會學者の宮臺眞司が議論した。
【プロフィール】
小川 淳也(おがわ じゅんや)
衆院議員、中道改革連合代表
1971年香川縣生まれ。94年東京大學法學部卒業。同年自治省(現總務省)入省、2003年退職。05年衆院初當選。衆院8期。總務大臣政務官(鳩山内閣)、立憲民主黨政調會長、同幹事長などを歴任。26年より中道改革連合代表。著書に『日本改革原案2050』、共著に『本當に君は總理大臣になれないのか』など。
宮臺 眞司 (みやだい しんじ)
社會學者
1959年宮城縣生まれ。東京大學大學院博士課程修了。社會學博士。東京都立大學助教授、首都大學東京准教授、東京都立大學教授を經て2024年退官。專門は社會システム論。(博士論文は『權力の豫期理論』。)著書に『日本の難點』、『14歳からの社會學』、『正義から享樂へ-映畫は近代の幻を暴く-』、『私たちはどこから來て、どこへ行くのか』、共著に『民主主義が一度もなかった國・日本』など。
神保 哲生 (じんぼう てつお)
ジャーナリスト/ビデオニュース・ドットコム代表 ・編集主幹
1961年東京都生まれ。87年コロンビア大學ジャーナリズム大學院修士課程修了。クリスチャン・サイエンス・モニター、AP通信など米國報道機關の記者を經て99年ニュース專門インターネット放送局『ビデオニュース・ドットコム』を開局し代表に就任。著書に『地雷リポート』、『ツバル 地球温暖化に沈む國』、『PC遠隔操作事件』、譯書に『食の終焉』、『DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機』など。
【ビデオニュース・ドットコムについて】
ビデオニュース・ドットコムは眞に公共的な報道のためには廣告に依存しない經營基盤が不可缺との考えから、會員の皆樣よりいただく視聽料(1100圓)によって運營されているニュース專門インターネット放送局です。
(本記事はインターネット放送局『ビデオニュース・ドットコム』の番組紹介です。詳しくは當該番組をご覽ください。)
#マル激 #小川淳也 氏 #中道改革連合 #中道リベラル #神保哲生 #宮臺眞司
マル激トーク・オン・ディマンド 第1311回(2026年5月23日)
『リベラルは高い理想と現實に即した對應の兩立を實現したい』
ゲスト:小川淳也氏(衆院議員、中道改革連合代表)
司會:神保哲生、宮臺眞司
中道改革連合はなぜここまで負けたのか。
2026年2月8日に行われた衆院選で、中道改革連合は167議席から49議席へと議席を3分の1以下にまで激減させた。比例票の減少は前回比で約700萬票にのぼる。高市政權にとっての歴史的大勝の裏で、リベラル勢力は歴史的大敗を喫したことになる。
しかし、これを單なる1回の選擧の負けと片付けてはならない。問われているのは、リベラルそのものがこの國でなぜ受け皿になりきれないのか、という構造的な問いである。
今回のゲスト中道改革連合の小川淳也代表は、選擧での敗因を「黨のアイデンティティが搖らいだ。選擧互助會としての疑念を晴らせなかった」と振り返る。選擧のための急ごしらえに見える政黨では、有權者の信頼を勝ち得なかったというわけだ。
中道改革連合は5月12日、衆院選敗北を受けた總括文書を公表している。そこで指摘されたのは、安保法制を合憲とした黨としての判斷や、原發再稼働を進める立場を明確にしたことが、リベラル色の強い從來支持層の一部離反を招いたという認識だった。
安保法制について小川氏は、かつての立憲民主黨が存立危機事態條項の削除や修正を強く求めていたことを認めた上で、この10年で安全保障環境は確かに變わったことは認めざるを得ないとも言う。だから中道改革連合としては條文削除までは求めない。ただし嚴格な運用は求める。その舵切りは「ギリギリあり得ること」だと小川氏は語る。
原發についても同樣だ。更新や新増設は次世代への責任として避けるべきだという理念は維持するが、嚴格な審査を通過した既存原發の稼働については、現實問題として「必要惡として容認せざるを得ない」と小川氏は言う。ただし、本來問われるべきは、化石燃料に依存しない社會へどう移行するかという長期戰略であるはずだ、というのが小川氏の主張である。
ここに、リベラル政黨が抱える構造的なジレンマがある。
理念だけを掲げていても政治は動かない。しかし現實路線を選べば、從來の支持層は離れていく。では、リベラルはどこへ向かえばいいのか。
昨年11月のマル激(第1284回「見逃されてきた『新しいリベラル』の受け皿になるのはどの政黨か」、ゲスト・橋本努北海道大學教授)で取り上げた橋本氏らの社會意識調査は、この問いに1つの示唆を與えていた。2022年に約7000人を對象に行われたこの調査では、「從來型リベラル」とは異なる特徴を持つ「新しいリベラル」と呼ぶべき層が、一大勢力となりつつあることが明らかになったという。
ここで言う「新しいリベラル」は、いわゆる護憲左翼的な立場はとらず、再分配そのものには積極的な姿勢を見せる一方で、舊來のリベラルが強調してきた困窮者支援一邊倒ではなく、教育や子育てといった次世代への投資を重視する點が新しいと橋本氏は指摘する。そして問題は、この層の受け皿となる政黨が日本にまだ存在しないという事實だ。
中道改革連合こそがその受け皿にならなければならないと語る小川氏は、社會的投資・次世代支援・現役世代への社會保障・一定の經濟成長という方向性については、黨内に大きな對立はないとも言う。しかし最大の壁は財源問題だ。理想を掲げるだけでは越えられない。
「高い理想を失ってはいけない。しかし日々の政治判斷は徹底して現實に即して行わなければならない」。長く野黨にいることで現實感覺を失ってきた部分があるかもしれない、と小川氏は言う。理想と現實をどうミックスしていくかが、中道改革連合に問われている課題なのだ。
また、もう1つリベラルが直面している課題は、メディア環境の構造變化である。
SNS空間では、右派的な主張が感情に直接訴えかける。一方、リベラルや左派の主張は理性や制度論を通じて訴えようとするため、どうしても「一手間、二手間かかる」。リベラルはアルゴリズム上、構造的に不利な立場に置かれているのだと小川氏は分析する。
その上で、小川氏は社會全體の右傾化を「時代的危機」と呼ぶ。
歴史を振り返れば、こうした時代の出口はたいてい戰爭か革命だった。しかし今われわれは、その一歩手前で踏みとどまり、戰爭なき新たな秩序と再分配の仕組みを作り出せるかどうかの瀬戸際にいるのではないか、というのが小川氏の認識である。
右傾化が進む時代の中でリベラルはいかに生き殘るのか。「新しいリベラル」の政治的受け皿をどう作るのか。リベラルの理念をいかにして有權者に屆けるのか。中道改革連合の小川淳也代表と、ジャーナリストの神保哲生、社會學者の宮臺眞司が議論した。
【プロフィール】
小川 淳也(おがわ じゅんや)
衆院議員、中道改革連合代表
1971年香川縣生まれ。94年東京大學法學部卒業。同年自治省(現總務省)入省、2003年退職。05年衆院初當選。衆院8期。總務大臣政務官(鳩山内閣)、立憲民主黨政調會長、同幹事長などを歴任。26年より中道改革連合代表。著書に『日本改革原案2050』、共著に『本當に君は總理大臣になれないのか』など。
宮臺 眞司 (みやだい しんじ)
社會學者
1959年宮城縣生まれ。東京大學大學院博士課程修了。社會學博士。東京都立大學助教授、首都大學東京准教授、東京都立大學教授を經て2024年退官。專門は社會システム論。(博士論文は『權力の豫期理論』。)著書に『日本の難點』、『14歳からの社會學』、『正義から享樂へ-映畫は近代の幻を暴く-』、『私たちはどこから來て、どこへ行くのか』、共著に『民主主義が一度もなかった國・日本』など。
神保 哲生 (じんぼう てつお)
ジャーナリスト/ビデオニュース・ドットコム代表 ・編集主幹
1961年東京都生まれ。87年コロンビア大學ジャーナリズム大學院修士課程修了。クリスチャン・サイエンス・モニター、AP通信など米國報道機關の記者を經て99年ニュース專門インターネット放送局『ビデオニュース・ドットコム』を開局し代表に就任。著書に『地雷リポート』、『ツバル 地球温暖化に沈む國』、『PC遠隔操作事件』、譯書に『食の終焉』、『DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機』など。
【ビデオニュース・ドットコムについて】
ビデオニュース・ドットコムは眞に公共的な報道のためには廣告に依存しない經營基盤が不可缺との考えから、會員の皆樣よりいただく視聽料(1100圓)によって運營されているニュース專門インターネット放送局です。
(本記事はインターネット放送局『ビデオニュース・ドットコム』の番組紹介です。詳しくは當該番組をご覽ください。)
#マル激 #小川淳也 氏 #中道改革連合 #中道リベラル #神保哲生 #宮臺眞司
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