安倍元首相暗殺事件の「衝撃証言」が虚偽と発覚 溝口勇児氏のYouTube番組『NoBorder』が謝罪
7月12日、Breaking DownのCOOとしても知られる実業家の溝口勇児氏が始動したプロジェクト「NoBorder」(登録者数10万人)が公式Xアカウントを更新。動画で取り上げた証言に虚偽があったとして謝罪しました。
証言に食い違い
NoBorderとは、溝口氏が今月始動させたYouTube番組で、“世のタブーに踏み込む禁断の新番組”をうたっています。初回と第2回の配信では、2022年に亡くなった安倍元首相の銃撃事件の真相というテーマが扱われ、チャンネルは始動から1週間足らずで登録者を10万人集めています。
第2回には、事件当時、奈良県立医科大学にて安倍元首相の救命措置に関わったという元男子医学生のA氏が登場。A氏は番組内で、安倍元首相の死因が持病によるものの可能性がないか警察に問い詰められたことや、自身が書いたカルテが改ざんされたこと、この件で停学の後、退学処分になったこと、父親がこの件の約1年後にがんになり、母親が自殺したことなどを明かしていました。

ところが、A氏の父親とされる人物のブログは、亡くなったとされる日付以降も更新が続いており、本人の写真も投稿されています。またブログにて、A氏は岩手の大学に通っていたことが記載されていました。さらにX上では、A氏の元交際相手を名乗る人物が現れ、「全て嘘です。3年前は岩手で同棲していました」と溝口氏に伝えました。
虚偽発覚 公式が謝罪
こうした声が受けてか、証言の裏取り調査を再開したというNoBorderの取材チーム。再調査に際し、その真偽が確認されるまではA氏のインタビュー部分をカットした編集版を配信し直しており、その後、改めて事実確認を進めた結果、当該証言は虚偽であったと結論づけたそうです。
12日、公式Xアカウントは、「【NoBorder#2における元医学生の証言にかんするお詫びとご報告】」と題した文章を投稿。
CEO 溝口と取材班が改めて事実確認を進めた結果、当該証言は虚偽であったと結論づけました。誤った証言を紹介してしまったこと、心よりお詫び申し上げます。
また、本件を受け、今後は報道体制の強化を図るため、長年ジャーナリズムの現場で活動してきた上杉隆を筆頭とする報道番組経験者を中心に、NoBorderに本格的な報道チームを設置する準備を進めております。
改めて、事件に関係された皆様、そして視聴者の皆様に多大なるご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。
「命をかけて真実の輪郭に迫る」というNoBorderの理念のもと、今後はより厳格なファクトチェック体制を構築し、正確な情報発信に努めてまいります。
と謝罪しました。また、A氏については初めは否定していたものの、調査結果を共有するにつれ、次第に証言が虚偽であったことを認め始めたといい、再発防止と社会的責任の観点から、A氏に対して法的措置を講じる方針であることも明かしました。
この件については、溝口氏もXを更新し、証言が虚偽だったことを報告。
裏取り取材は進めながらも、僕もチームメンバーも、震える手をおさえながらインタビューに応じてくれた彼が嘘を言ってるとはとても思えなくて、彼の人生を好転させるきっかけにもなればと思い配信を決めたのですごく残念です。
とはいえ、誤った証言を流してしまった責任を重く受け止め、関係者や視聴者の皆様にはお詫びすると同時に、ファクトチェックや今後の取材体制を強化していきます。
と投稿しました。コメント欄では
これ動画見てたけどなんですぐわからなかったのか不思議で仕方なかった
医師免許ない医学生がカルテを書くって法に反することだからすぐ嘘だってわかったけど。。
配信しちゃった内容は、病院にとっては信用毀損にあたる内容だったし、危なっかしい。作りこんでる割に杜撰過ぎないか
名前の出た警察や大学を失墜させる内容なのだから、裏取りが「完了後」発信することが当然。並行していたことは言い訳にならない
ビュー数に取り憑かれて早く発信しただけ
「理不尽を許さない」趣旨の発言を繰り返しながら、あなた方が関係各所に1番の理不尽をもたらしたことは重く受け止めるべき
といった意見が多く寄せられています。
【NoBorder#2における元医学生の証言にかんするお詫びとご報告】
先日配信された NoBorder #2 にて、銃撃を受けた安倍晋三元内閣総理大臣の処置室にいたとされる元医学生・藤田玲雄氏の証言について、配信後、多くのご意見を頂戴いたしました。…
— NoBorder/ノーボーダー【公式】 (@NoBorder_info) July 12, 2025









