ゲーム開発者が実況配信の“タダ乗り問題”を訴え SNSで大きな話題に

ゲーム開発者が、実況配信による“タダ乗り”の実態を訴え波紋を呼んでいます。

ゲーム実況の問題点

話題になっているのは、『チャリ走DX』や『ピンチ50連発!!』などを手掛けたゲーム開発者の奥田覚氏の投稿。8月24日、奥田氏は、あるユーザーが

たとえばゲーム配信したら、ゲーム制作者に5%ぐらい入るとか、そういう仕組みをプラットフォームがもっと増やせるようになって欲しい。(実際はJASRAC的な仕組み作って連携とか必要なのでかなり大変だけど)

と投稿していたのを引用するかたちで、

作ったゲーム、有名実況者が実況して一晩で数十万再生あったものの、動画の詳細欄に購入リンク入れてないし、まったく売上に影響なくて、タダ乗りされて実況者1人儲けられて終わりみたいな事を体験してるんで、ホントこのあたりどうにかして欲しいんよね。マジで。

と投稿。続けて、

(インフルエンサーとして立場を確立してる)実況者は次のネタにまたタダ乗りすれば稼げるんだが、こっちは消費されただけで手を打てないんよね

別のタイトルで、一方的にこき下ろす動画を上げた奴とか、完全に風評加害だったし、作り手側が一歩的に損なのホントどうにかなんないかなってのはある

と綴りました。この投稿は現在までに1107万件のインプレッション、4.3万件のいいねを獲得するなど注目を集めています。

ゲーム系YouTuberも解説

28日には、ゲーム紹介系YouTuber「キャベツの人」(登録者数41万人)も動画でこの件に触れました。

キャベツは、元々「グレーゾーン」だったゲーム実況が、最近ではその影響力の大きさから、配信ガイドラインを明言する会社も増えてきたと解説。なかには規約で「〇章まで」「体験版のみ」といった制限を設ける会社もありますが、ほとんどは配信を禁止するかしないかのどちらかになっており、「収益の一部を(ゲーム)会社に渡す」といった規約は見られないといいます。

キャベツは、ゲーム実況による開発者へのリターンとして、認知度が上がることを挙げます。最近では、『8番出口』や『スイカゲーム』など、実況がきっかけで人気に火が付いたとされるゲームも少なくありません。

キャベツは「買わなかった層もそのゲームを知ってるっていう状態にはなるし、後にセールや続編で購入する可能性も1個はある」「致名度0のまま埋もれるっていうリスク考えていくと、実況によって注目が集まるのはメリットとも言えると思う」と話し、開発者からしても完全に無駄とは言えないとする考え方も示しました。

また、理想的な解決策としては、実況者の収益の一部がゲーム開発者に渡る仕組みがプラットフォーム上に整備されることだとします。しかし、それはハードルが高いため、開発者は実況してほしくない場合は規約に明記することと、概要欄にリンクを貼ることをルールとして設けること、実況者は概要欄へのリンク掲載など、視聴者の購入に繋がる動線を置いておくといった配慮を持つこと、視聴者は興味があれば実際に購入して遊んでみることが現実的な解決策ではないかとし、「実況者にとってもさ、『この人が紹介してたから買ったよ』ってコメントされると嬉しいですし、開発者にとってもいいんじゃないかな」とコメントしました。

コメント欄では

1番数字撮れてそうなホラー系とかRPGは多分、その人のプレイ、反応が観たいとか、実況で満足とかでほとんど買うケースはないと思うから、利益を製作者に入れるのはいいと思う

著作者の利用許諾が明示されていないゲームストリーミングは配信者が配慮すべきやな
無許可で配信されて金稼ぎされた挙句ボロカス言う舐めた配信者とか訴えていい

ゲーマーとしては開発者にインセンティブ入って欲しいが
ガイドラインをリンク必須に明確化するしかないわな

といった声が多く寄せられています。

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