DIY系YouTuberがアンパンマンカーを“魔改造” 時速45kmで爆走させる

DIY系YouTuberの「こうのとりのDIY」(登録者数2万人)が投稿した、乗用玩具のアンパンマンカーを魔改造して時速45kmでの爆走を実現させる動画が話題を呼んでいます。

乗用玩具のアンパンマンカーで時速45kmを実現

こうのとりのDIYは5月2日、「アンパンマン号を魔改造して45km/hで爆走する!!!!」を公開。動画冒頭でこうのとりのDIYは、アンパンマーカーの運転席に装飾用としてスピードメーターを模したシールが貼られていることに言及し、「その針はなんと時速45kmを示しています。ですがこのマシンには動力がないため、歩きよりもはるかに遅い速度しか出ません。このままではアンパンマン号がかわいそうなので、今回はアンパンマン号を魔改造して時速45kmで爆走したいと思います」と企画の主旨を説明しました。

中古品500円で調達したアンパンマンカーの純正タイヤを切断するところから作業はスタート。模型用の小型モーターを動力源に据え、自作の駆動装置を組み込んだうえで、フロントの足回りには大人の体重を支えられるインラインスケート用のタイヤを採用しました。

さらに、高速走行時の安定性を確保するため、車両全体のバランスや車輪の角度といった細部にも徹底的にこだわりを盛り込みました。しかし作業は順調には進まず、初期の試走では直進安定性の欠如や、停止状態からスムーズに加速できないといった問題が次々と浮き彫りになります。

こうのとりのDIYはより高性能な制御装置を中古品で安く入手して組み込んだり、車輪の角度を調整し直したり、動力の伝達比を変更したりと、地道な改良を繰り返していきます。10回以上のアタックを経て発見した「バッテリーの温度が高いほど速度が出る」という挙動も総動員し、最終アタックでついに目標値を突破。「アンパンマン号で時速45km達成です。無事号本来のポテンシャルを解放することができました。今まではただの飾りに過ぎなかったスピードメーターが始めて正確な速度を刻んだのです」と報告しました。総制作費は約5万円、製作期間は半年以上に及んだといいます。

YouTube動画

乗用玩具のアンパンマンカーで時速45kmを実現

そして今回さらに大きな反響を呼んでいるのが、こうのとりのDIYから下ネタ系YouTuberの「動あり」(登録者数93万人)へ送られていたDMの存在です。

動ありがX上で公開したDMのスクリーンショットによれば、こうのとりのDIYは「初めまして 魔改造工作動画等を投稿しているこうのとりと申します。この度、動あり様のアンパンマン号を用いた動画の数々(特にアンパンマンレース)に感銘を受けると同時に極低速で走行するアンパンマン号たちを不憫に思い、45km/hで走行可能なアンパンマン号を製作いたしました」と、製作の動機が動ありの一連のアンパンマン号企画にあったことを伝えていました。さらに「もし私のマシンが動あり様の将来の企画で役に立ちそうなことがありましたらいつでも提供いたしますのでご入用の際は遠慮なくご連絡ください」と、自身が作り上げた魔改造マシンを動ありの企画用に提供する用意があると申し出ました。

こうのとりの申し出に対し、動ありは「どうやら俺は最強の右腕を手に入れたようやな」とコメントしています。

動ありは2025年6月に「【150km】アンパン号でびわ湖一周してみた【ビワイチ】」を公開し、対象年齢1歳半から5歳の乗用玩具で琵琶湖一周150kmを完走するという常軌を逸した企画を実施。Amazonの商品レビュー欄に投稿したコメントが大量の「役に立った」評価を獲得し、アンパンマンカーは「押し手付き乗用玩具」カテゴリでベストセラー1位に躍り出ました。さらに同月末には「サーキット貸し切って最強のアンパン号を決める!!」と題したアンパンマンレース企画を実施し、複数のYouTuberが本気でアンパン号を駆る対決を展開。8月にはアンパンマン玩具縛りのサバイバル企画を行うなど、過酷企画にはアンパンマン玩具がたびたび主役として登場してきました。こうのとりのDIYのDMで触れられた「アンパンマンレース」も、まさに動ありが手がけたこの企画を指しています。

こうのとりのDIYが「世界最速のアンパンマン号を作りました」と紹介したXのポストは表示回数460万回を超える反響となっています。魔改造系の動画投稿者として活動する「にわから」(登録者数7万人)は「(シールの)純正メーター表示が時速45kmだから出せるようにする。この動機で作り続ける狂気。凄味がある」とこうのとりのDIYの執念を称賛しています。