41歳 PDRさん、ADHDと診断されたことを告白 「障害者手帳をもらえるレベル」

6月、「PDRさん」(登録者数131万人)が「【ご報告】PDRさん、ADHDと診断されました。」と題する動画を公開し、41歳にしてADHD(注意欠如・多動症)と診断されたことを明かしました。

友人の指摘がきっかけで受診

これまで、自分がADHDである可能性を一度も考えたことがなかったというPDRさん。きっかけになったのは、妻mimeiの友人にADHDの当事者がいたことでした。

その友人から「もしかしたらADHDなんじゃないの」と指摘され、ネットで症状を検索してみたところ当てはまるものが多かったのだとか。そこで医療機関の受診を決意したそうです。

「不注意」「先延ばし」 数々の症状に思い当たる節

動画でPDRさんは、調べて出てきた症状を一つずつ自身の経験と照らし合わせていきます。

集中力の維持の難しさについては、高校時代の面談で教師から「授業に集中できていない」「落ち着きがない」と指摘されていたエピソードを挙げ、当時は「何言ってんだ?」と思っていたものの今思えば教師は気づいていたのかもしれない、と語りました。

仕事をしようとしても、ふと別の関心事が頭をよぎって別のことを始めてしまうのだとか。物事を極端に先延ばしにしてしまう傾向にも触れ、ニュージーランドから義母が訪れた際、3週間前から部屋の片づけを決意していたにもかかわらず手をつけられず、結局来訪当日に半日で片づけたという体験を紹介。「タスク麻痺」という、本人にも制御しがたい特性であることを説明しました。

このほか、ケアレスミスが多いことや、スケジュールや段取りが苦手であること、物忘れがひどいことなども告白。時間の感覚については、ADHDに見られる「タイムブラインドネス」の感覚を「瞬きしたら20分過ぎている感じ」と表現しました。

専門クリニックで診断 「障害者手帳をもらえるレベル」

ネット検索で見られた症状にほぼ当てはまっていたPDRさんですが、それでも半信半疑だったため、ADHD専門のクリニックを受診。その結果、「ADHDの可能性が高い」と告げられたといいます。

事前に当てはまることは分かっていたものの、それでも衝撃を受けたとし、「もっと早く知りたかった」という思いが強かったと吐露しました。

さらに詳しく調べるため、保険適用外で心理検査を受けたところ、IQは低くないものの、物事を頭の中で処理する速度がかなり遅いことが判明。コツを掴めばうまくできるが、そこに至るまで非常に丁寧な説明を要したという過去の経験とも符合したと振り返っています。

心理検査と医師のスクリーニングの結果、PDRさんのADHDは「障害者手帳をもらえるレベル」であることも分かったといいます。

薬で「人生で初めて机に向かって仕事だけできた」

当初処方されていた薬は少量でも強い吐き気などの副作用があったうえ、検査結果からは効果を得るには3倍の量が必要と判明。別の薬を求めて紹介先のクリニックを受診し、現在の薬にたどり着いたと説明します。

集中力を高めるその薬を飲むと頭の中の雑音が小さくなり、「多分人生で初めて机に向かって仕事だけできた」と効果を語りました。ただし薬はADHDを治すものではなく手助けするものだとしたうえで、リマインダーやアラーム、紙に書いたやることリストをパソコンの横に貼るといった工夫も併用していると紹介。スマホのメモでは「目の前にないと存在が消える」感覚があり、結局見なかったといいます。

受け入れてここまで来るのに数カ月かかったとし、視聴者のADHD当事者に向けて、日々の生活を助けるための工夫があれば教えてほしいと呼びかけました。

診断を公表した理由

PDRさんは公表の理由について、ADHDを言い訳に使うYouTuberがいる中で、実際にADHDと診断されたYouTuberとして今後発信していきたい、と説明しました。
最後に、ADHDと診断された後に真っ先に調べたのが同じ特性を持つ著名人だったとし、好きなキャラクターを演じた俳優の名前が挙がったことに最もテンションが上がったと明かしています。「ちょっと自分だけじゃないんだなっていう安心感が欲しかったのかな」と心境を語り、長尺の動画を最後まで視聴した人への感謝を伝えました。

視聴者からはさまざまな反応

動画のコメント欄には、PDRさんの報告を受けてさまざまな声が寄せられています。

まず目立つのが、「ADHDよりも41歳なことに驚き」「それより41歳のほうが驚き」と、診断そのものより年齢に驚いたという反応です。

一方で、診断結果自体には「なぜか驚かない」という反応が大半を占めました。「申し訳ないのだけど何故か驚かない自分がいる」というコメントには1000件以上の高評価が集まり、「みんな驚かないでしょ?と思ってコメ欄開いたらみんな一緒だった」と同調する声が続いています。過去にPDRさんが見せてきた行動を引き合いに、「何かしら持っていないとあのような企画はしないはず」「今まで自覚症状がなかったほうが驚き」とする見方も見られました。

「ADHDを言い訳に使うインフルエンサーに、それは違うと言ってくれることに感謝」というコメントや、「『話を聞くぞ』とどれだけ集中しようとしても途中で意識が逸れる」など、当事者からの共感の声も寄せられています。

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