VTuber戦慄の“春の誤BAN祭り”―生配信の強制終了が相次ぐ

バーチャルYouTuberの生配信の“誤BAN”が話題となっています。

生配信の強制中断相次ぐ

2020年3月18日から3月19日にかけて、YouTubeにて行われたバーチャルYouTuberの生配信が強制的に中断させられてしまう事態が相次いでいます。

このとき配信をしていた「西園寺メアリ」(登録者数11万人)や「不知火フレア」(同10万人)が誤BANについてツイートすると、視聴者も巻き込んでこの話題がツイッタートレンド入り。

他にも、「戌神ころね」(同23万人)や「フミ」(同7.3万人)も同様の事例を報告しています。

配信の内容はさまざま。BAN逃れた人物も

多数のバーチャルYouTuberが被害にあった誤BANですが、それぞれの配信の内容はホラーゲーム実況やASMR、俳句を詠んでいただけなどとさまざま。
生配信中にも、BANされるような違反行為は見受けられませんでした。

因幡はねる」(登録者数13万人)のように何事もなく生配信を終えたバーチャルYouTuberもいるようです。

 YouTubeのAIが原因か

2020年3月17日、YouTubeは新型コロナウイルスの感染拡大防止のため「一部の拠点において社内で業務を行うスタッフを減らします」と報告していました。

本来チャンネルのコンテンツがコミュニティガイドラインに適しているかどうかは、AIによる選別を経て人間のスタッフがチェックするという流れになっています。
ところが一時的に人間のスタッフが減るため、YouTubeは「一部のコンテンツは、人間による検証無しに、自動システムの報告のみで削除します」と、一部の動画や配信において人間のスタッフによるチェックを省くとも発表。
「必ずしもポリシーに違反していないコンテンツが削除される可能性」「審査に通常より時間がかかる場合がある」ことも示唆していました。
(参考:日本版YouTube公式ブログ「YouTube コミュニティの安全を守るために」)

この発表から間もなくバーチャルYouTuberの誤BANが相次いだため、 西園寺メアリをはじめ視聴者の間では「YouTubeのAIによる誤BAN」との考えが広がっています。

バーチャルYouTuberにとって厳しい春に

先の発表でYouTubeは、AIによるコンテンツ審査によって動画が削除された場合でも、「削除を理由としてただちに違反警告を発行することはありません」としています。
とはいえ、誤BANが相次げばそもそも配信どころではありませんし、チャンネルのBANにつながらない絶対の保証があるわけでもありません。
活動を自粛したり、誤BANを逃れるべく知恵を絞るバーチャルYouTuberの姿も見られます。

2018年には政治系YouTubeチャンネルのBANが相次いだため、某パンメーカーのキャンペーンにかけて“春のBAN祭り”とも称されました。
一部では、“春の誤BAN祭り”が始まったとの声も…バーチャルYouTuberにとって、厳しい春となりそうです。