YouTuber事務所「VAZ」が共同PRの子会社に 直近3年の赤字も判明
共同ピーアール株式会社が今月23日、YouTuberのプロダクション事業などを手掛ける株式会社VAZを子会社化することを発表しました。
VAZには2021年12月現在、人気クリエイターの「ぷろたん」(登録者数205万人)や「歩乃華」(同54万人)らが専属タレントとして所属しています。
VAZの赤字体質発覚で驚きの声も
共同ピーアールは23日に公開した「株式会社VAZの株式取得(連結子会社化)に関するお知らせ」の中で、株式会社VAZへの追加出資をおこない、現在3.66%の持ち株比率を40.19%に引き上げることを発表。
同社は若年層向けマーケティングに特化したVAZを連結子会社化することが「当社グループの事業の更なる強化」ならびに「インフルエンサーマーケティング事業や動画 PR 業務の展開に大きく寄与する」としています。
(参考:共同ピーアール「株式会社VAZの株式取得(連結子会社化)に関するお知らせ」)

発表の中ではVAZの直近の経営成績および財政状態も公表されていますが、これによりVAZが21年度は1億400万円、20年度には3億2500万円もの営業損失を出していたことも発覚。
意外な形で明らかとなった赤字体質に、ユーザーからは「VAZって結構赤字食ってたのね…」「赤字垂流しのボロ会社だった」といった驚きの声も上がっています。
大手YouTuber事務所の一角
株式会社VAZは2015年に創業し、人気YouTuberらのプロダクション業務などを手掛ける“YouTuber事務所”として知られている会社。
2016年には「ヒカル」(登録者数461万人)や「ラファエル」(同185万人)、「禁断ボーイズ」(同181万人)といった当時勢いのあったチャンネルと共にYouTuber専門のプロダクション『NextStage』を立ち上げるなど、「UUUM」や「Kiii」と並ぶ大手YouTuber事務所の一角として名を馳せていました。
しかしながら、2017年8月にフィンテックサービス“VALU”をめぐってヒカルらが炎上。ヒカルらは騒動の責任を取る形で数カ月間にわたって活動を休止しましたが、一部では騒動の裏にはVAZの関与があったとの報道もなされています。
続く2019年には、VAZ所属のクリエイターが給与未払いを告発して物議を醸すと、その翌年にも所属タレントとの契約トラブルが勃発。今年にかけて多くのクリエイターが、事務所からの退所を報告しています。
こうした騒動を背景に、昨年10月には創業者の森泰輝社長が退任を発表。
森氏から株式の譲渡を受けた共同ピーアール株式会社代表取締役社長の谷鉃也氏が取締役に就任し、経営体制の刷新と事業の見直しをはかっていました。









