「ゆっくり茶番劇」問題でZUN氏とドワンゴが声明 ドワンゴは「文化を独占・私物化するような行為に憤り」
「ゆっくり茶番劇」の商標登録問題をめぐり、東方Projectの原作者であるZUN氏とニコニコ動画を運営する株式会社ドワンゴが5月20日、声明を発表しました。
ZUN氏が声明「商標権の効力は及ばない」
ZUN氏は「法律事務所の先生方」と相談した結果として、
『東方Project』の二次創作として『ゆっくり茶番劇』をコンテンツとする動画について『ゆっくり茶番劇』を使用する行為について、商標権の効力は及ばない、との事でした。
と投稿。商標権が「ゆっくり実況」や「ゆっくり解説」にも及ばないのは「言うまでもない」としました。
さらにZUN氏は、商標に関するライセンス契約を申し込まないよう呼びかけるとともに、契約や金銭を要求された場合には警察署への相談を検討するよう呼びかけると、
法律事務所の先生方と相談したところ、『東方Project』の二次創作として『ゆっくり茶番劇』をコンテンツとする動画について『ゆっくり茶番劇』を使用する行為について、商標権の効力は及ばない、との事でした。
もちろん、ゆっくり実況やゆっくり解説等の使用にも及ばないのは言うまでもありません。— 博麗神主 (@korindo) May 20, 2022
『ゆっくり茶番劇』が、『東方Project』との関係で使用されるほど、『ゆっくり茶番劇』が著名となり、不当な商標への対策ともなります。
と、さらなるコンテンツの投稿を呼びかけました。
ドワンゴも声明「憤りを覚えています」
同日、ニコニコ動画を運営するドワンゴもウェブサイト上に声明を発表。
「憤り」との言葉を使い、ZUN氏と連携しつつ、動画制作者が今後も投稿できるよう「複数のアクションを起こす」と宣言しました。
弊社は、コミュニティが築き上げてきた文化を独占・私物化するような行為に憤りを覚えています。そこで、東方Projectの原作者・権利者でもあるZUN氏とも継続的にコミュニケーションを取りつつ、動画制作者の皆さまが今後とも安心してニコニコに動画を投稿いただけるようにするため、複数のアクションを起こすことにしました。
具体的なアクションについては5月23日(月)の記者会見で説明があるとのことですが、それに先立ち、商標権を侵害すると主張される可能性がある場合と、問題ないと考えられる場合について、具体的な例を挙げて説明されています。
ジャンルとしての使用は問題なしとの見解
これによると、問題ないと考えられるのは
・「【ゆっくり茶番劇】私のモーニングルーティーン」という動画タイトル
・「【ゆっくり劇場】俺のおすすめ商品TOP5」という動画タイトル
・タグや説明文中、セリフでの「ゆっくり茶番劇」という文字列の利用
・ゆっくりキャラクター等が登場する、各種の合成音声ソフトウェアを使った動画
・東方Projectに関する動画
一方、問題がある可能性があるのは、
・「【ゆっくり茶番劇】私のモーニングルーティーン」という動画タイトル
・「ゆっくり茶番劇 Part1」「ゆっくり茶番劇 Part2」や、「ゆっくり茶番劇 ①」「ゆっくり茶番劇
②」等、「ゆっくり茶番劇」というタイトルの下に定期的に異なる内容の動画が投稿されている場合
・「ゆっくり茶番劇」という文字列を、投稿者名やチャンネル名など動画の投稿元や提供元の表示として使用する場合
とされています。
「【ゆっくり茶番劇】+動画タイトル」といったように、ジャンルやカテゴリーの表示として使用する場合は、問題にならないとの考えで、そもそも「ゆっくり茶番劇」は、商標登録時点で広く一般に使用されている文字列だったとして、特定の企業や個人が独占することが不適切な表示であるとの見解を示しています。









