「にじさんじ」甲斐田晴への誹謗中傷・殺害予告で訴訟提起 同一人物による行為と判明

6月3日、VTuberグループ「にじさんじ」(登録者数151万人)を運営するANYCOLOR株式会社が、所属タレントへの誹謗中傷行為をした人物に対して損害賠償請求をし、警察にも被害届を提出したことを明らかにしました。

民事・刑事の双方から責任を問う考え

3日、ANYCOLOR株式会社は公式Xにて、にじさんじ所属のVTuber「甲斐田晴」(同61万人)に対する極めて悪質な誹謗中傷行為・荒らし行為についての対応を文書で公開しました。

同社では、以前から甲斐田を中心としたにじさんじ所属VTuberに対する以下のような迷惑行為に対して法的措置を行っていたとのこと。

1.YouTubeでのライブ配信を妨害する意図で、短時間で執拗にコメントを連投するいわゆる「荒らし行為」
2.SNSサービス「X」上で「甲斐田晴」を含む当社および当社所属ライバーに関連するハッシュタグを付し、または当社所属ライバーのビジュアルを利用した画像や動画を無断で添付したうえで、他人を不快にさせるグロテスクな画像等を連投するいわゆる「タグ荒らし行為」
3.当社主催のライブイベントに参加した当社所属ライバーに対する危害予告

上記の投稿をおこなったアカウントについて発信者情報開示請求訴訟を提起したところ、同一人物であったことが判明したそうです。

こうした投稿で甲斐田を中心とした多くの所属VTuberの活動が妨害されたとして、当該人物に損害賠償請求を提起。さらに警察にも被害届を提出し、受理されたことを報告しました。「今後も、捜査機関とも連携をしつつ、刑事責任の追及に向けて毅然とした対応で進めてまいります」としています。

また、今回の件以外でも国内外問わず、誹謗中傷行為に対する多数の法的手続きを現在進めているとのこと。今後も各所と連携して誹謗中傷行為に対する対応を継続していくとして「変わらぬご愛顧のほど、何卒よろしくお願い申し上げます」と綴っています。

取り返しがつかなくなる前に誹謗中傷を辞めてほしい

甲斐田も、同日「荒らし行為等に対する損害賠償請求訴訟に関してのご報告とご説明【甲斐田晴/にじさんじ】」と題した動画を投稿し、訴訟を報告すると共に自身の心境を語りました。

まず誹謗中傷の証拠隠蔽を防止するという観点から、状況の報告が遅れたといい、「長期にわたり不快な思いとご心配をおかけし、大変申し訳ございませんでした」と謝罪した甲斐田。さらに、にじさんじ所属の他VTuberに対しても迷惑をかけてしまったとして謝罪の言葉を述べました。

続いて、甲斐田は訴訟に至った経緯について説明。誹謗中傷が始まった当初、「事が大きくなる前にやめてくれれば」という期待を込めて、該当コメントを非表示にするという対応を取っていたといいます。しかしその後も嫌がらせはエスカレート。自身だけでなく周囲にも迷惑がかかる状況になってしまったことから訴訟に踏み切ったと明かしました。

「(誹謗中傷を)された人間の対応次第では、(誹謗中傷を)おこなった方にとって取り返しのつかない結果になる場合があります」と警告する甲斐田。誹謗中傷は双方にマイナスな結果しか生み出さないとして「もし誹謗中傷や荒らし行為をおこなってしまっている自覚がある方は、どうか取り返しがつかなくなる前に思いとどまってほしい」と呼びかけています。

活動者に言葉を伝えるエネルギーを、好きになれない活動者へマイナスな感情をぶつけることに使うのではなく、応援したい人を幸せにするために使ってほしいと語った甲斐田。自身が誹謗中傷や殺害予告を受けながらも活動を続けられたのは応援の言葉のおかげだといい、感謝を伝えると共に「今後も視聴者の皆様に不安なく応援していただけるよう、頑張ってまいります」と意気込みました。

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