RIZIN、Xの公式機能で動画を引用したアカウントに警告 「権利を侵害する違法行為」

9月29日、格闘技大会「RIZIN」(登録者数123万人)の公式Xが、放映を無断で使用したとするユーザーに対して警告文を投稿しました。

RIZINが警告文を投稿

29日、「RIZIN48」が開催され、ABEMA PPVで放映された映像の一部を「RIZIN.tv」の公式Xが投稿しました。

その後、Xのあるユーザーが「試合結果速報」と称して、試合結果とともにこの動画を転載しました。

するとRIZINはこの投稿を引用し、

貴殿は、RIZIN 100CLUB、RIZIN 公式YouTubeチャンネルや、U-NEXT及びABEMA等での放映を無断で使用し、違法にRIZINのイベントを配信しています。
貴殿の行為は当社らの権利を侵害する違法行為であり、民事法上の不法行為(民法709条)に該当することはもちろんのこと、10年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金又はその両方が課せられる犯罪行為(著作権法119条)です。
ついては、当社らは、貴殿に対し、かかる行為を直ちに取りやめるよう、厳かに警告致します。

という警告文を投稿しました。

ユーザーの行為が実際に不法行為や著作権法違反に当たるのかは専門家の判断が必要ですが、この警告に疑問を感じたユーザーもいた様子。ユーザーが投稿していたのは、RIZINの公式Xが投稿していた動画で、しかも、Xの公式機能を使って引用されたものだったため、「これはいいやろ」「引用リツイートが違法なの?」といった声が上がりました。

投稿主も、「Xの利用方法に基づいて引用RTしているものです。動画の下には引用元の表示も記載されていますのでご確認いただけますでしょうか」と弁明しましたが、その後元ポストを削除したようです。

使い回しの警告文

そんな中、RIZINは別のユーザーに対しても同じ警告文を発出します。このユーザーは、RIZINの榊原CEOの投稿に対し、

今回はPPV買わなくてもYouTubeで無料で見放題!
だって、RIZINと同じくルール破ってもバレなきゃいいんだもんな。
フェアだよ、フェア。

と、有料配信を見なくてもYouTubeで違法配信を視聴できる現状を指摘していました。

この投稿に対しては、「乞食行為を理由付けてるだけのクズおった」「団体の代表に違法配信とその視聴を宣言するとか」との批判も寄せられ、RIZINは上述の「放映を無断で使用し…」という警告文を発出しました。

ところがこの投稿主は上述のユーザーとは違って動画を使用しておらず、ちぐはぐな警告となってしまっています。RIZINはこの投稿主が動画を転載している証拠を掴んでいるのかもしれませんが、そうした説明はなく、警告文には相手方の名前も記載されていません。

リプライ欄では、「ざまぁww」「草」などと面白がる声が上がり、「違法アップロードに対する警告はごもっともだけど、その視聴者に対する警告にはなってない。引用するポスト内容とのズレが軽くジワる」「これって法に触れるん?実際笑」といった声も。このほか、YouTube上などへの転載に対して対応するべきだとの意見も寄せられています。

RIZINでは、29日のRIZIN.48に出場した萩原京平選手が今年6月、元妻への暴力で逮捕されていたというニュースが報じられたばかりです。(参考:集英社)Xでは、このニュースに対し、上述の警告文を勝手に発するとともに、「警告するのは選手(に対して)なんじゃないのか」と問うユーザーも現れています。