1年で300万円投げ銭、転職も決行 5年半「1人のVTuberに人生を捧げる男性」がマネー系YouTubeチャンネルに登場
SBI証券公式YouTubeチャンネル「ビジネスドライブ!」(登録者数87万人)が4月24日に公開した動画で、“推し”のVTuberに人生を捧げる男性が出演しました。
「倹者の流儀」のくらまがゲストと討論
この男性が登場したコーナーの「マネーチョイス」は、”推し活”や趣味に人生を捧げるゲストと節約系YouTuberの「くらま」(同41万人)が、推しのためのお金の使い方をめぐって本気で討論する企画です。
これまでもアイドルオタクや美容整形オタ、呪物コレクター、K-POPファンといった多様な「界隈ゲスト」が招かれ、資産1億円を持つくらまが資産形成プランを提案してきました。
今回登場した男性は、番組史上でも屈指の「人生を捧げる度合い」と評され、MCからは過去一の本気度ではないかと驚きの声が上がる回となっています。
年間300万円の投げ銭、絵夢アリスを推して転職
れっくすさんが推しているのは、2020年3月にデビューしたVTuberの「絵夢アリス」。VTuber界隈全体には詳しくなく、絵夢アリスただ一人をピンポイントで応援し続けて5年半になるといいます。

きっかけはSNSのタイムラインでデビュー告知のイラストを見かけたことで、「最初一目惚れで、配信で声を聞いたら一耳惚れして」と振り返りました。キャラクターよりも”中の人”を推しており、イラストや直筆書道といったグッズを次々と購入し、自宅に並ぶコレクションは合計でおよそ500万円にも上るといいます。中でも「二度と同じものは出しません」という触れ込みの手形は10万円で、プレミア性を狙ったビジネスとしての面白さにスタジオも感心していました。
推し活への熱量はグッズだけにとどまりません。デビュー1年目には年間300万円もの投げ銭を投じ、プラットフォーム上のランキングで1位を獲得。さらに、推し活の悩みや向き合い方をテーマにした電子書籍をこれまでに11冊出版しており、Amazon上でベストセラーにもなっているといいます。
仕事面でも推しの存在が大きく、元々は東京の大学病院で臨床検査技師として勤務していたものの、絵夢アリスの元マネージャーが営む飲食店に「押しかけ女房」のような形で頼み込んで転職。現在は飲食店の店長として、3つの店舗を2拠点で行き来する生活を送っているとのことです。
貯蓄意欲の変化は
れっくすさんの家計の内訳は、月収30万円に対して家賃が社員寮の1.5万円、食費がほぼ外食で10万円、生活費が4.5万円、推し活費が毎月2万円、貯蓄が12万円という構成です。ただしこの12万円はイベントや大型グッズのために一時的に貯蓄しているもので、余剰分は「eMAXIS Slim米国株式」を1銘柄だけ買っているといいます。貯蓄への意欲を問われたれっくすさんは、絵夢アリスが活動の節目に設定する「10年」まであと5年を切っていることを理由に、「絵夢アリスさんの推し活をするのが私の人生の柱」「活動を終えてから先のための貯蓄意欲はそんなにない」と語りました。
これに対してくらまは投資プランを発表。自身も資産5,000万円達成時にYouTubeを辞めようと考えていた経験を踏まえつつ、「10年という区切りは論理的なロジックがあるわけじゃなくて、ここまで続いたらいいなっていう願望込みの一つの通過点」と切り出します。そのうえで、「もっとポジティブに行きましょうよ。10年以上続けるんだから」と投げかけました。 「未来への絵夢アリス貯蓄」として、米国株インデックスファンドを毎月3万円購入することを提案。インフレが進めば5年後、10年後に同じグッズを買おうとしても今と同じ金額では買えなくなるため、推し活資金にもインフレ対策が必要だと説きました。
さらに踏み込んだアドバイスとして、VTuber事務所のANYCOLORやカバーといった上場企業の個別株を購入することで、株主総会への参加や業界視点の獲得につながり、書籍執筆にも生きるのではないかと提案しています。
くらまの提案を受け、れっくすさんの貯蓄欲は当初の10%から一気に100%へと跳ね上がりました。決め手となったのは「絵夢アリスさんが10年の節目以降も活動する前提というのを信じきれていないでしょう」という指摘で、「貯蓄欲は何を言われても変わらないだろう」という心境を、推される側の視点から語るくらまの言葉が動かした形となりました。









