はま寿司の寿司に洗剤をかける動画を投稿、43歳男を威力業務妨害容疑で逮捕 「再生回数を増やしたかった」

回転寿司チェーン「はま寿司」の店舗内で、レーン上の商品に食器用洗剤のようなものをかける動画を撮影してSNSに投稿し、運営会社の業務を妨害したとして、埼玉県警が威力業務妨害の疑いで同県毛呂山町の無職・新西悠太容疑者(43)が逮捕されました。

問題の動画は「mameda」と名乗るTikTokアカウントが投稿したもので、5月下旬にSNS上で大きく拡散し、厳しい批判を集めていました。

レーン上の寿司に洗剤をかける動画が拡散

発端となったのは、5月27日頃からXを中心に転載・拡散された1本の動画でした。映像には、はま寿司とみられる店内でレーンを流れる寿司皿に食器用洗剤を直接かける様子が映っており、マグロとみられるネタの上に透明な液体が垂れ落ちていく場面がはっきりと収められていました。

動画は拡散開始からわずかな時間で数十万回規模の閲覧を記録。翌28日には100万人を超えるフォロワーを持つ暴露系アカウントが取り上げたことで拡散が一気に加速し、「犯罪だ」「絶対に許せない」「今すぐ通報すべき」といった怒りの声がSNS上に殺到しました。

食べ物を粗末に扱う動画を量産していた投稿者

拡散後、投稿者の「mameda134」(フォロワー約1万人)に注目が集まると、洗剤をかける行為以前から、食べ物を不衛生かつ過剰に粗末に扱う動画を日常的に量産していたことが明らかになっていきました。

同アカウントの投稿の多くは、食事を題材にしたものでありながら一般的な「食レポ」や「大食い」とはかけ離れた内容で、食品を口いっぱいに詰め込んで吐き出す、顔じゅうに食べ物を塗りたくる、袋やパックから直接むさぼるように食べるといった、見る者に強い不快感を与える演出が繰り返されていました。

さらに、ハンバーガーに洗剤をかけて店舗のトイレに捨てる、店舗のトイレットペーパーをロールごと持ち去る、パック入りの卵を地面に叩きつけて踏みつける、供え物とみられる飲み物を踏みにじるといった、食品や物品をぞんざいに扱う動画も投稿していたとされ、はま寿司の一件は突発的なものではなく、過激化していった一連の投稿の延長線上にあったとみられています。

はま寿司側が被害相談、威力業務妨害容疑で逮捕

報道によると、逮捕容疑は5月27日午前11時20分ごろ、埼玉県内のはま寿司店舗で注文して届いた商品に食器用洗剤のようなものをかける動画を撮影し、SNSに投稿して運営会社に苦情対応をさせるなど業務を妨害した疑いです。運営会社側が6月1日に県警へ被害を相談していました。

調べに対し新西容疑者は「注文したマグロに液体をかけた。SNSの再生回数を増やしたかった」という趣旨の供述をしているとされています。動画拡散後、はま寿司の運営元は到底容認できないとの姿勢を示し、警察への相談を含めて厳正に対処する方針を表明していました。

本人とみられるアカウントが謝罪動画を投稿

炎上を受け、TikTokアカウント「mameda」では6月1日までに「ご迷惑お掛けしました事に関して謝罪致します」と題した動画も投稿されました。

その中で本人は、「この度、私がやったことに対して、はま寿司さんのスタッフ一同、はま寿司さんの会社の方々にご迷惑をおかけしたことに対しては申し訳ありませんでした」と頭を下げています。

そのうえで、「自分で何やってるんだろう、本当にバカなことをやった」「本当に自分の心が乱れ切ってて、どうしようもなく、なんであのようなことをやったのかが、今の段階では頭の中が整理できなくてパニックになってます」と動揺した心境を語りました。

さらに、「口だけじゃなく、今後は絶対にあのようなことはもう二度としませんし、お店の方にも行きません」「本当に申し訳ありませんでした」と再発防止を誓い、改めて謝罪していました。

@mameda134 ご迷惑お掛けしました事に関して謝罪致します。#謝罪 ♬ オリジナル楽曲 – mameda

相次ぐ飲食店での迷惑行為

回転寿司チェーンをめぐっては、2023年に岐阜県のスシローで卓上のしょうゆ容器を舐め回す動画が拡散して大きな問題となるなど、近年、店内での迷惑行為がたびたび社会問題となってきました。こうした行為を受けて、回転寿司の象徴ともいえるレーンでの提供方法そのものを見直す店舗も増えています。

今回の件は、注文した商品に洗剤をかけるという、他の利用者の健康にも関わりかねない悪質な内容であったことから、SNS上でも厳しい反応が続いていました。

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