醤油が目に入って視力が低下する理由は? 眼科医YouTuberが「醤油ニキ」の事例を解説

8月25日、眼科医YouTuberの「眼科医平松類」(登録者数12万人)が、「醤油ニキ」(同1090人)のニュースを受けて、醤油による視力低下の原因を解説しました。

醤油による視力低下を眼科医が解説

“醤油ニキ”こと大山田涼太郎は先月、格闘技大会「Breaking Down」のオーディションで頭から醤油を被るパフォーマンスをおこない、その辛そうな表情や、醤油を被るという謎の行動で話題になりました。8月24日、同大会のプロデューサーを務める板垣雄吾は、醤油ニキの右目の視力が低下していたことを明かし、醤油ニキは再びSNSで話題となりました。
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平松医師は25日の動画がこれについて解説します。平松医師は二本松眼科病院の副院長で、30万部突破のベストセラー『ガボール・アイ』などの本の執筆のほか、テレビ番組にも多数出演。YouTubeでも目の健康と病気について発信しています。

塩分濃度の高さで黒目にダメージ

平松氏によると、硫酸や消石灰などのアルカリ性や酸性の強い薬液が目に入ると、角膜と呼ばれる黒目の部分に傷がつき、本来透明である角膜が不透明になるとのこと。これにより視力が低下し、ひどいときには視力は0.1以下になることも。治療には時間がかかり、場合によっては一生治らないこともあるそうです。

しかし、醤油はph5程度の弱酸性であることから、平松医師は視力低下の原因は塩分にあると推測します。人間の涙の塩分は約0.4%で、黒目のむくみ取りに使用される特殊な点眼液でさえ5%程度です。しかし、醤油の塩分は16%〜18%と桁違いの高濃度です。醤油のように塩分濃度が極端に高いものが目に入った場合、浸透圧により黒目の水分が奪われるため、ダメージを受けるそうです。

平松医師は、万が一醤油などが目に入った場合、洗面器に水を張ってまばたきするなどして、徹底的に目に入った液体の濃度を薄めることが重要だといい、その上で眼科を受診することを勧めています。硫酸などの薬液の場合は、傷が深くなる可能性があるため、夜間であっても緊急で眼科へ行くのがよいそう。黒目の傷は治ることも多いそうですが、平松氏は「変なもの」を目に入れるのは避けるよう注意喚起しています。