YouTube公式Xが「諦めないで、僕たちはあなたを見ているよ」と投稿→収益化停止された世界中のクリエイターが激怒 「ルールを透明化して」

YouTubeの公式Xアカウント「YouTube Creators」が5月1日に投稿した、クリエイターを励ますメッセージに対し、世界中のクリエイターから強い反発の声が寄せられています。

国内外で広がる収益化停止の波

YouTubeでは2026年1月頃から、収益化の停止を報告するチャンネルが相次いでいます。当初はAIで大量生産されたコンテンツや「ゆっくり解説」「漫画系」などの“非属人”チャンネルが「信頼できないコンテンツ(量産型のコンテンツ)」とみなされる例がほとんどでしたが、その後は動物系や、フィットネス系、家族系などさまざまなチャンネルにも影響が広がっています。

YouTubeからは問題点が具体的に示されないこともあって、審査に異議を唱えるYouTuberが大半ですが、多くの場合は再審査請求も却下されたと報告。YouTubeの審査体制を厳しく批判する声も多く寄せられています。

この現象は日本に限った話ではなく、海外でも大きな規模となっています。業界系メディアMilXは「数千の顔出しなしAIチャンネル」が停止されたとし、Music Radio Creativeは累計で「数百万チャンネル」がYouTubeパートナープログラムから除外されたと報じています。

海外大手のクリエイター系ニュースサイトDexertoは、アニメーター「DinoMania」(登録者数100万人)、「Blunt Brothers Productions」(同137万人)など人気大手クリエイターが軒並み停止されたと報道。ゲーム実況系の「MessYourself」(同689万人)は、3月に「12年と30億再生を捧げた場所にゴミのように捨てられた」と訴えた上で、全YouTubeチャンネルの削除を表明しました。

登録者1800万人のチャンネルを運営する配信者のMoistCr1TiKaLは、YouTube CEOのニール・モーハン氏を「妄想的」と断じ、「AIが裁判官・陪審員・処刑人を兼ねるべきではない」と批判。ニュースサイトFandom Pulseが「AIコンテンツを一切使っていないチャンネルにまで自動システムが量産型判定を適用している」と運営側の対応の不透明さを取り上げるなど、英語圏では数カ月にわたって運営批判が続いていました。

「諦めないで」投稿に殺到する批判

そうした中、YouTube Creatorsは5月1日に「諦めそうになっているクリエイターへ:やめてはいけない、僕たちはあなたを見ているよ(to the creator who feels like giving up: don’t, we see you)」と投稿しました。本来であれば励ましのメッセージとして好意的に受け止められるはずの内容ですが、収益化停止の波の渦中にあるクリエイターたちには、煽りコメントと捉えられたようで、引用ポストや返信欄には批判の声が殺到する事態となっています。

投稿にはコミュニティノートがつき、「この投稿は、『非本物のコンテンツ』を理由としたAIによる収益化停止、対応しないサポート、オリジナル作品にもかかわらずのアカウント終了に対して、クリエイターたちから強い反発を招きました」と背景情報が追加されました。

返信の中で、4月1日に自身のチャンネルの収益化が38日前から停止されたと明かしていたあるYouTuberは「誰もが諦めたくないのに、クリエイターたちは不当な収益化剥奪のために去らざるを得なくなっています。YouTube、ルールを透明化し、レビューを公正にしてください!!」と訴え、運営に対して具体的な改善を要求しました。

このほか返信欄には、「じゃあ、なぜ理由もなくたくさんのクリエイターの収益化を停止したんですか?」「もし本当にクリエイターを理解しているなら、私のようなケースをもう一度よく見てみてください」「こんな状況でこれをツイートするのはクレイジーだよ、人々は人間にさえリクエストに応じてもらえないのに」と、YouTubeへの批判の声が大量に寄せられています。