配信中に天井から大量の水、泳げる深さまで水没 ロシア配信者の規格外ドッキリが世界で話題

6月11日、ロシアの人気ストリーマー「GENSYXA」(ゲンスーハ/登録者数25万人)が「シークレットゲストとの配信」と題したTwitch配信を行い、その最中に部屋が天井からの水で水没する一幕が切り抜き動画として世界中に拡散しています。一見すると突発的な水害事故のようですが、実際はYouTuberが制作した精巧な「偽部屋」を使った大掛かりなドッキリ企画でした。

仕掛け人は登録者1280万人のYouTuber

ゲンスーハは2015年から活動するロシアの女性配信者で、雑談や屋外配信を中心に人気を集めています。今回“シークレットゲスト”として共演したのは、ベラルーシ出身のYouTuber・エゴリク。YouTubeチャンネル「ЕГОРИК」は登録者数1280万人を数え、巨大スケートボードの制作や過酷なチャレンジ企画など、大規模な体当たり動画で知られています。

エゴリクは近年、有名配信者の部屋を細部まで再現したセット「偽部屋」を制作する企画を続けており、配信中にエゴリク自身も、過去にストリーマーのスラヴァ、ブラチシュキン、アスランの偽部屋を作ったことに言及しています。

「本当に天井から漏れてる」と演技するも、最後は腰の高さまで水没

問題の配信は、GENSYXAの部屋を再現したセットの中で、本人の自宅配信を装って行われました。配信開始直後からカメラやマイクの不調を装う演出が続き、チャット欄には「部屋が(いつもと)違う」「フェイク部屋だろ」と見抜くコメントが早くも書き込まれていました。一方のGENSYXAは「発泡スチロールだったらもう壊れてる」と“本物の自宅”であるかのように振る舞っています。

その後、天井から水滴が落ち始めると、GENSYXAは「これは本当に天井から勝手に落ちてきてるの」「私、水漏れなんて一度も経験したことない」と主張。直後に天井から大量の水が流れ込み、部屋はみるみる水位を上げ、最終的には2人が泳げるほどの深さまで水没しました。2人はぬいぐるみや絵画を「救出」したり、「911に電話して」と叫んだりと、コントさながらの掛け合いを展開。エゴリクが「本当は天井まで水を入れる予定だったけど、思ったより水が足りなかった」と明かす場面もありました。

企画の種明かしをした終盤、エゴリクは「重要なのは皆が切り抜きを作ること。この切り抜きは絶対に再生数が伸びる」と視聴者に拡散を呼びかけ、ゲンスーハは「もうエゴリクは二度と配信に呼ばない」と笑いながら配信を締めくくりました。

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海外では「本物の水害」として拡散

エゴリクの狙い通り、水没シーンの切り抜きはSNSで急速に拡散しました。一方で企画であることが伝わらないまま広まったケースも多く、トルコのニュースまとめ系Xアカウントが「ある配信者の部屋が、配信中に屋根から流れてきた水で数秒のうちに水浸しになった」と事実のように紹介。この投稿はおよそ1000万回表示される一方、コミュニティノートが付けられるなどしており、演出された映像が「実際の水害」として独り歩きした一例となっています。

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