短歌一期一會

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【百人一首歌の解説(87番歌)】寂蓮法師の歌

影片類型
一般
發布日期/時間
2026年5月6日
動畫長さ
06:45
觀看次數
431
點讚數
22
コメント數
-
エンゲージメント率
5.1%
データ確認日時
2026年5月12日 19:26

動畫概要

今回は、百人一首第87番歌、寂蓮法師の一首をご紹介します。
靜けさの中に、深い餘韻が廣がる――
そんな「幽玄の美」を感じさせる名歌です。

■ 和歌
寂蓮法師(『新古今和歌集』秋・491)
村雨の 露もまだひぬ 槇の葉に
霧立ちのぼる 秋の夕暮れ

■ 現代語譯
にわか雨が通り過ぎ、
その露もまだ乾かない眞木の葉のあたりに、
霧がほの白く立ちのぼっていく――
そんな秋の夕暮れである。

■ 鑑賞ポイント
この歌は、雨上がりの秋の夕暮れを描いた一首です。
上の句では、露に注目した「近景」、
下の句では、霧が立ちのぼる「遠景」へと視點が移ります。

まるでカメラが引いていくように、
情景がゆっくりと廣がっていく構成が印象的です。

また、「雨」「露」「霧」と自然の變化を重ねることで、
時間の移ろいが靜かに表現されています。

さらに、「眞木」という常緑樹を詠むことで、
色彩は「深い緑」と「霧の白」に抑えられ、
派手さではなく、靜かで奧深い美――「幽玄」が生まれています。

結びの「秋の夕暮れ」は體言止め。
餘韻を殘し、情景が讀む者の心に靜かに廣がっていきます。

■ 作者について
寂蓮法師(俗名:藤原定長)は、平安時代末期から鎌倉時代初期にかけて活躍した歌人です。
藤原俊成の養子として和歌の道に進みましたが、
後に藤原定家の才能を見拔き、自ら後繼の立場を讓ったとされています。

その後は出家し、藤原定家や藤原家隆らとともに、
御子左家の有力歌人として活躍しました。

また、『新古今和歌集』の撰者の一人にも選ばれ、
その作風は「幽玄」の美を體現するものとして高く評價されています。

――靜けさの中に廣がる、深い餘韻。
ぜひ、その世界を味わってみてください。

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【百人一首歌の解説(87番歌)】寂蓮法師の歌