早稻田メンタルクリニック【こころ切り拔きCh】精神科醫 益田裕介

早稻田メンタルクリニック【こころ切り拔きCh】精神科醫 益田裕介

人が苦手な人の特徴と治療法をわかりやすくお傳えします【早稻田メンタルクリニック 切り拔き 精神科醫 益田裕介】

影片類型
一般
發布日期/時間
2024年9月30日 20:45
動畫長さ
06:56
觀看次數
2萬4532回
點讚數
813
コメント數
53
エンゲージメント率
3.5%
データ確認日時
2024年10月7日 19:55

動畫概要

本日は人前に立つことや人と接することが苦手な方々に向けての動畫です。

もしかしたらその症状は「社交不安症」や「回避性パーソナリティ障害」と呼ばれる、精神科の病氣からくるものかもしれません。
どんな症状があるのか、どんな治療法があるのか、ということをざっくり説明しようと思います。

■社交不安症と回避性P.D.

人前に立つことがすごく不安な人、苦手な人はたくさんいると思います。
どこまでが普通で、どこからが病氣なのかということを説明するのは難しいです。

ざっくり言うと、不安が強くて日常生活を滿足に送れない、樂しめない、そのせいでテストで良い點數を取れない、プレゼンの場で口籠もる、プレゼンの前日、前々日、一週間前から憂鬱だ、ということになると病氣かなと思います。

簡單にいうと、社交不安症も回避性パーソナリティ障害も、どちらも人と接するのが苦手という病氣ですが、それぞれ程度が違います。
社交不安症の方が輕く、回避性パーソナリティ障害の方が重い、と考えてください。

「社交不安症」は不安障害の一種なので、場面や時期に限定されるようなイメージです。
不安の時期が6ヶ月以上という縛りが診斷にはありますが、そうは言ってもイメージとしては という感じです。

「回避性パーソナリティ障害」というのは、人生や生活全てにおいてそのような傾向が見られるというイメージです。
社交不安症の場合は、テーマは「感情」に焦點が當たるのですが、回避性パーソナリティ障害の場合は回避という「行動」に問題の中心があります。

パーソナリティ障害の人は、回避する、人と接することが苦手、どの場面でも人を避けるような感じがあります。
不安症の人はそれが限定されており、仲が良い人が相手だとそんなことはない、というイメージです。

■治療法の違い

治療法としても少し違いがあります。

社交不安症の場合、治療は「暴露療法」がメインになります。つまり「慣れ」です。
大勢の前で喋るのが苦手だったら、まずは一人や二人の前で喋る訓練から始めたり、人混みが苦手、學校が苦手だったら、まずはフリースクールから始めよう、という形でやっていきます。

一方、回避性パーソナリティ障害の場合は、暴露療法は嚴しかったりします。
ですので、まずは通院から慣れていこう、ということをやります。
通院も、治療者が普通の對應をしていたら「嫌われたかも」「拒絶されたかも」と思って續きません。
回避性パーソナリティ障害の人の場合は特に氣を遣う、できるだけ褒めて、こちらが相手に對して不快な思いがないこと、好意的であることをきちんと傳えてあげる必要があります。

好意的なやり取りは誰に對してもするのではないですか、と思うかも知れませんが、そうでもないんです。
わかりやすくいうと回避性パーソナリティ障害の場合の方が大げさ、不安障害の人の場合は普通の人と接するような形でやれば良いのでそこまで大げさに好意を表明したりはしません。

■その人にあわせて治療

なぜかというと、そもそも「その人に合わせて治療する」のが精神科の治療だからです。
あくまで診斷はヒントなのです。
「この人は○○障害だからこういう治療をしましょう」という考え方は精神科醫はしません。

診斷はあくまでヒントで、「○○さんはこういう人なんだろう」とか「○○さんはこういうことを言ったら喜ぶな、あるいは傷つくかもしれないな」と思いながら治療をするので、社交不安症や回避性パーソナリティ障害はあくまでヒントであって、基本的にはその人に合わせて治療をしていきます。

藥物治療としてはSSRIという抗うつ藥を使うことが多いです。
社交不安症の場合はそうです。

回避性パーソナリティ障害の場合も基本は抗うつ藥を使ったりします。
藥が效きにくいのは回避性パーソナリティ障害の方です。

■どうして人が苦手なの?

どういうことをカウンセリングで話すのかというと、「どうしてあなたは人が苦手なの?」ということをテーマに話すことが多いです。

どうして苦手なのかというと、例えば、不安を感じやすい體質かもしれない、過去の嫌な體驗、人と一緒にいたことで傷ついたこと、恥をかいたこと、拒絶された經驗がいろいろあるはずなので、そうしたトラウマ體驗を一緒に語ったりします。

また家族の問題があったりすることも多く、生い立ちを語ることもあります。
虐待や甘やかし(スポイル)の問題があったり、夫婦仲が惡い、など、どんな家族にも問題があったりしますからそういう話をします。

認知の歪みとして白黒思考の人が多かったりします。
こっちは良い/こっちは惡い、こっちは敵/こっちは味方、こうしなければいけない、こうあらねばならない、自分はこうしなければいけないと勝手にハードルを上げて息苦しくなっているので、「もっと柔軟に考えよう」「敵でも味方でもないことはある」「完璧を目指さなくても良い」という話をします。

年齡や經驗の話もします。
これくらいの年齡だとそういうこともないかもね、もっと年齡を重ねればもっと柔軟な考え方もできるようになるかもね、思春期はこういうものだよね、という話をしたりします。

基本的には人と接した經驗が少なかったり、人がどういうことを考えているのか語り合った經驗がないので、診察室もそうですが、そういうことを慣らしていくことで對人不安を減らしていくことになります。
語ることで自分の病氣、體質、記憶、家族等々の問題を受け入れたりします。

■すべてを語る中で治療が進む

精神科醫はその人に合わせて治療をするということだから、この人は體質について語り合えばいいんだ、この人は認知の歪みを中心に話し合えばいいんだ、ということを考えて治療をするんですね?と思うかもしれませんが、そんなこともないのです。

體質、記憶などすべてをしゃべります。
その人に合わせて治療と言いながら、こういう話はだいたいします。

一通り「地獄めぐり」みたいな形ですべてを話します。
そしてまた體質の話に戻ったと思ったら次は年齡、認知の話をして…という風にいろいろな順番で話したりします。
地獄めぐりなので、色々なことを話したりします。
だいたい一周、二周、三周…とやっていく中で治療が進んで症状が緩和されていきます。

恥をかくとか嫌われるということがすごく苦手だったりするので、そこを上手くフォローしてあげるということをします。
自分の氣持ちを話すと自分でびっくりして泣き始めたりします。

自分の氣持ちを言ったことでびっくりして來れなくなってしまうことが結構多いので、大丈夫、普通だよ、誰でも舌打ちくらいはするし、みんな同じようなことを思ってるんだからそんなことは氣にしなくても良いというような話をします。
プライドが高かったりもするので、そこら邊も意識しながら治療にあたります。

本日は人前に立つことや人と接することが苦手な人に對する治療、社交不安症や回避性パーソナリティ障害の治療についてお話ししました。

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一般の方向けに、わかりやすく、精神科診療に關するアレコレを幅廣く解説しています。動畫における、精神分析や哲學用語の使用法はあくまで益田獨自のものであり、一般的(專門的)な定義とは異っているところもあります。僕がもっとも説明しやすいとたまたま感じる言葉を選んだだけなので、あまり學術的にとらないでいただけると嬉しいです。
                
▼自己紹介
益田裕介
防衞醫大卒。陸上自衞隊、防衞醫大病院、薫風會山田病院などを經て、2018年都内で開業。專門は仕事のうつ、大人の發達障害。といいつつ、「なんでも診る」ちょっと變人よりの町醫者です。
趣味は少年ジャンプとお笑い。キャンプやスキーに行きたいです。2020年6月5日より斷酒繼續中。

▼參考
厚勞省みんなのメンタルヘルス https://www.mhlw.go.jp/kokoro/
カプラン 臨床精神醫學テキスト第3 https://www.medsi.co.jp/products/deta...
倫理規定について https://note.com/mentalyoutubers/n/nb...

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