早稻田メンタルクリニック【こころ切り拔きCh】精神科醫 益田裕介

早稻田メンタルクリニック【こころ切り拔きCh】精神科醫 益田裕介

精神科醫目線で「女性のうつ病」の特徴を解説します【早稻田メンタルクリニック 切り拔き 精神科醫 益田裕介】

影片類型
一般
發布日期/時間
2024年10月11日 20:45
動畫長さ
08:51
觀看次數
1萬8102回
點讚數
536
コメント數
35
エンゲージメント率
3.2%
データ確認日時
2024年10月18日 08:46

動畫概要

今日は「女性のうつ病」というテーマでお話しします。

女性のうつ病は男性のうつ病とどう違うのかについて、臨床家目線でお話しできたらと思います。

■女性のうつ病

・男性よりも「不安」が強い
女性のうつ病は男性のうつ病よりも不安が強いと言われています。

・早めの受診
女性の方が男性よりも早めに受診することが多いです。
調子が惡い時に精神科の通院に至るケースは女性の方が多く、重症化する前に來ることが多いと言われています。
また早めに受診するためか、自殺率も男性より少ないということがわかっています。

不安が強いと書いていますが、これも益田の偏見かもしれませんが、感情を言語化するのが得意なので不安が強く出てくるのかなという氣もします。
ただ實際に腦内で何が起きているのかというのはわかっていません。

・鑑別が多い、女性特有の惱み

女性は自分の氣持ちを言葉にするのが得意な部分もありますが、隱すのも同時に上手だったりします。
男性の方がストレートに自分の症状や氣持ちを言うのに對して、女性は隱していたり照れてしまい傳えなかったり、言ってはいけないものだと思って默っていたりするので、工夫が必要だったりします。

女性特有の惱みというものもあります。
女性は最初は女性社會で生きています。女同士の付き合いだったり母と娘の問題だったり、女性社會のルールがあった後に、大人になってから男性社會のルールにまた飛び込まないといけません。

2つの世界を行き來しながらいろいろなことを考えたり葛藤したり、その社會のルールに合わせなければいけなくなります。

ですから、「自分らしさ」というものを見つけるのが結構難しかったりします。
いろいろな社會を移動しているので、自分らしさを見つけてもそれを貫くことの困難さがあったりします。

男と女はどちらが生きやすいのかというのがよく巷で話題になりますが、女性の生きづらさはたくさんあるなと思います。診察しているとよくそのようなことを考えます。

鑑別という點で、0歳から60歳までをお話しします。

■0~10歳

・うつ病
10歳までで落ち込んでいるケースは「うつ病」が疑われるケースがあります。
子供のうつ病が疑われるケースがありますが、實際病氣として發症することは相當少ないと思います。

「うつ状態」にはなっていますが、うつ病ではなく何かしらのストレス反應なのではないか、不適應の結果落ち込んでいたり食事がとれなくなっているのではないかと考えます。

子供の惱みはいろいろあるので、難しいです。
家庭内の問題なのか、發達の問題なのか、學校の友達關係の問題なのか、親の嚴しさなのかなどいろいろあるので、きちんとヒアリングをします。子供は自分のことをなかなか言えなかったりするので、いろいろな人からヒアリングをして何に惱んでいるかを特定していく必要があります。

・氣付かれにくい凹凸/虐待(性も)
男の子と違って女の子は氣づかれにくいことが多いです。隱すのがうまかったりします。
發達障害の問題も女の子の方が男の子より見つけにくいです。

男の子は結構單純だったりするので嫌だったら暴れたり、授業中に座っていられなかったりしますが、女の子の發達障害で同じADHDの場合、椅子には座っていられるけれど頭の中はぐちゃぐちゃで繪を描いて時間を過ごしている。おとなしいので座って頷いたりしているけれど、全部演技でわからずに困っている時も結構あります。

虐待の問題もあります。虐待をされていると、男の子の場合は泣いたり動いたりするので親もぶん毆ってアザができるのですぐわかりますが、女の子は從順に虐待を受け入れたりするのでわかりにくいということがあります。教育的な虐待もありますが、女の子は割と親の言うことを聞いてくれるというイメージがあります。

性的な虐待は、何度もこのチャンネルでは言っていますが、あります。
こんな小さい子に對してもというところから性的虐待はあるので、本當に忘れないようにしなければいけません。
すごく心に傷を負うので正しくケアをしなければいけません。

・ヤングケアラー、いじめ
優しい子が多いので、親の介護、祖父母の介護、家事などをして自分が疲弊しているケースもたくさんあります。
優しい男の子もいますが逃げてしまう子も多く、女の子の方がやはり多いです。
また女の子の場合は「お前は女なんだからちゃんとしろ」という壓が加わっているケースがあります。
それから、女子のいじめもあります。

■11~20歳

・不安障害
これくらいの年齡になると「不安障害」を發症することが多くなります。パニック障害や強迫性障害もそうです。
不安障害に關しては男性よりも女性の方が多いです。
不安障害もうつ病との鑑別が重要かと思います。

・攝食障害
男性よりも女性が多いと言えば「攝食障害」です。
一番最初に女性は自分の氣持ちを言葉にするのが得意と言いましたが、苦手な人もいます。
どうやって傳えたら良いかがわからず、その結果食べられなくなってしまうこと(拒食型)や過食嘔吐をしてしまうことがあります。

リストカットなどの自傷も女の子には多いです。
同じうつでも10歳までは我慢していたことが、行動できるようになってきます。行動化の結果が攝食障害や自傷だったりします。

男の子の場合は非行に走ってヤンキーになったり家出少年になることも多いのですが、女の子の場合はストレスの結果の暴力が外に向かうのではなく、跳ね返って自分にぶつかり自分を傷つけるような自傷や攝食障害になることが多いです。

もちろん非行少女もいて家出をしてしまうような子もいますが、そういう子たちもすぐ性的な被害にあったりしてすごく傷つけられるということがあります。
夜の世界に入っていってそこで妙に甘やかされる、スポイルされるという虐待を受けることもあります。

・月經前氣分不快症候群、貧血
女の子の場合は「月經前氣分不快症候群」があります。
生理周期に合わせて落ち込むというパターンもあるのですが、なかなか言ってくれないですし氣付かないこともあるのですが、ここのチェックも大事です。

落ち込んでいたり調子が惡い時に、氣持ちの問題かと思ったらそうではなく、本當に純粹に體調が惡いということもあります。
「鐵缺乏性貧血」ということで、鐵劑を入れれば氣分の問題も改善することが結構あります。これも忘れないようにしなければいけません。

■20~30歳

・男性社會へ入る困難
20代~30代になってくると、男性社會に入る難しさがあります。
今までは女社會、女友達、學生だったのが、急に男社會にぶち込まれるわけです。
日本は特にそうですがまだまだ男社會です。男性中心の社會なので、そこで合わせていかなければいけません。

自分たちの美意識や女性らしさがある意味否定されるような世界に入っていくので、苦しいのですが、そこで慣れていかなければいけません。そこでパワハラのようなこともあったり、性的な虐待、ストーカー、レイプをされてしまうという問題も起きます。

■30~40歳

・産後うつ、妊活うつ
30~40代のうつは「産後うつ」や、妊活中に誰も理解してくれない「妊活うつ」があります。
子育てを手傳ってくれない「子育てうつ」もあります。

それから「カサンドラ症候群」の問題もあります。旦那さんが發達障害の場合に共感をしてもらえずうつっぽくなってしまうというものです。ここの邊りはうつ病とは別の病氣なので鑑別が重要です。

■40~60歳

40代~60代になってくると更年期の問題を考えたりします。
橋本病からの甲状腺機能低下症によるうつも、男性よりも女性の方が多かったりします。

甲状腺というのは喉のあたりにある「元氣が出るホルモン」です。
ここが破壞されると一瞬とても元氣になるのですが、甲状腺が作られなくなるので元氣が出なくてうつっぽくなります。これを甲状腺機能低下症と言います。
この場合は、甲状腺を補充してあげるとうつが良くなったりするので、この鑑別も大事です。

女性ならではのポイントはいくつかありますのが、女性はなかなか言わないので、こちらから聞くことでようやく話しやすくなったりもします。
ですから今回擧げたようなポイントをおさえることが重要かと思います。

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一般の方向けに、わかりやすく、精神科診療に關するアレコレを幅廣く解説しています。動畫における、精神分析や哲學用語の使用法はあくまで益田獨自のものであり、一般的(專門的)な定義とは異っているところもあります。僕がもっとも説明しやすいとたまたま感じる言葉を選んだだけなので、あまり學術的にとらないでいただけると嬉しいです。
                
▼自己紹介
益田裕介
防衞醫大卒。陸上自衞隊、防衞醫大病院、薫風會山田病院などを經て、2018年都内で開業。專門は仕事のうつ、大人の發達障害。といいつつ、「なんでも診る」ちょっと變人よりの町醫者です。
趣味は少年ジャンプとお笑い。キャンプやスキーに行きたいです。2020年6月5日より斷酒繼續中。

▼參考
厚勞省みんなのメンタルヘルス https://www.mhlw.go.jp/kokoro/
カプラン 臨床精神醫學テキスト第3 https://www.medsi.co.jp/products/deta...
倫理規定について https://note.com/mentalyoutubers/n/nb...

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