早稻田メンタルクリニック【こころ切り拔きCh】精神科醫 益田裕介

早稻田メンタルクリニック【こころ切り拔きCh】精神科醫 益田裕介

精神科治療がうまくいかない人の特徴【早稻田メンタルクリニック 切り拔き 精神科醫 益田裕介】

影片類型
一般
發布日期/時間
2025年5月13日 20:45
動畫長さ
04:59
觀看次數
4735
點讚數
234
コメント數
-
エンゲージメント率
4.9%
データ確認日時
2025年5月20日 10:34

動畫概要

今日は「治療抵抗性とは何か」というお話をします。

なかなか治療がうまくいかない、治療が進まないということがあります。

同じうつ病でも良くなる人もいれば、なかなか良くならない人もいます。
これはどういうことなのかということです。

■治療抵抗性とは?

治療がうまくいきにくい人の條件として、醫師の中ではこのように言われています。

・一時的な反應ではない
一時的な治療では濟まず、人生をかけて5年、10年と續いてしまうようなものを「治療抵抗性がある」と言ったりします。
半年や1年くらいで完結するような場合は治療抵抗性とは言いにくいです。

・認知の變化が起きにくい
患者さんに「こういう風に考えてみたら?」と言ってもなかなか考え方を變えにくい。
生活スタイルも變えにくいし、頑固だったりします。過去の失敗にもすごく囚われてしまったりなど、變化の起きにくい人は治療抵抗性が高いと言います。

もちろん精神科の病氣は腦病なので、病氣が持っている未知な部分で抵抗があることもあります。
今後の醫學の進展によっては、治療抵抗性のうつ病と普通のうつ病は別の疾患だという可能性もあるわけです。ですが、ひとまずそのことについては檢討しないようにします。

■治療抵抗性があるとは

治療抵抗性があるとはどういうことか、生物心理社會モデルでお話しします。
生物的な體質、心理的な外傷、社會的な背景などを考えて、豫後や重症度、治療がうまくいかない感じを檢討したりします。

・體質:遺傳子
「體質」というのは遺傳で決まるので、遺傳子的な問題も考えます。

認知の變化が起きにくいということなので、知的な問題があるのか、發達障害があるのか、パーソナリティ障害があるのか、不安の感受性が高いのか低いのか、依存の問題の有無などを考えます。

このような問題が、同じうつ病、躁うつ病、統合失調症などの病氣にプラスしてあれば、治療がうまくいきにくいということがわかります。

これは診察の中でだんだんわかっていくこともあります。
心理檢査をしなくても長く付き合っているとわかってきます。

後は、初診の段階でわかるとすれば「家族歴」です。
親族に同じような病氣があるのかがわかると、その人も同じような素質を持っている可能性があるので、遺傳的な問題を豫想することはできます。

・外傷:記憶、學習
「外傷」とは、嫌なことがあった、傷ついたということです。
記憶の問題であったり、學習や體驗のことと言い換えても良いかもしれません。

これはどのようにわかるかというと、養育環境、教育歴、虐待の有無などです。
こういったことで外傷性、記憶やトラウマをはかったりします。

トラウマがあるということは、あまりにもその記憶、傷が深いので、どこにいてもその記憶に戻ってしまうということです。トラウマから逃れにくいのです。
傷が淺ければ他のことで上塗りできますし、それで忘れてしまいます。

ですが、あまりにも傷が深いと、腦が「この記憶、傷は重要なことだ」と勘違いします。
生死に關わることだから、この記憶は絶對に忘れてはいけない。たった1回かもしれないけれど、絶對に忘れてはいけないのだと思い、忘れられなくなってしまいます。

忘れられないので、どんなに新しいことや良いことがあっても、上書きしようと思っても、また同じ場所に戻ってしまうということです。
この外傷の傷の深さはタトゥーとは言いませんが、そのような怖さがあります。

このようなことがあると治療抵抗性になるかと思います。

・社會
體質や外傷とは質が違いますが、「社會的な背景」も治療抵抗性を語る上では必要かと思います。
疾患にもよりますが、男性か女性かによっても治りやすさは違いますし、業種、結婚しているかしていないか、體の病氣があるかないか、年齡などの要素によっても治療抵抗性がわかったりします。 

僕らが診療をしていて、この人の治療がどうしてうまくいかないのかを豫測するときは、このようなことを考えながら臨床しています。

逆に、このような問題が自分にあるなと思ったとき、治療がうまくいかなくても焦らないでください。
ネットを見ていると、「この人すぐに良くなったな」「同じような感じなのに、この人はすぐに治って私は甘えているのかな」などと思うかもしれませんが、そうではありません。

生物・心理・社會的な問題があるとやはり治療はなかなかうまくいかなかったりするので、ドクターショッピングや自分を責めるということではなく、そういうことなのだと事實を淡々と受け入れていく、それを治療につなげていくことが重要かと思います。

今回は治療抵抗性について解説しました。

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▼自己紹介
益田裕介
防衞醫大卒。陸上自衞隊、防衞醫大病院、薫風會山田病院などを經て、2018年都内で開業。專門は仕事のうつ、大人の發達障害。といいつつ、「なんでも診る」ちょっと變人よりの町醫者です。
趣味は少年ジャンプとお笑い。キャンプやスキーに行きたいです。2020年6月5日より斷酒繼續中。

▼參考
厚勞省みんなのメンタルヘルス https://www.mhlw.go.jp/kokoro/
カプラン 臨床精神醫學テキスト第3 https://www.medsi.co.jp/products/deta...
倫理規定について https://note.com/mentalyoutubers/n/nb...

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