早稻田メンタルクリニック【こころ切り拔きCh】精神科醫 益田裕介

早稻田メンタルクリニック【こころ切り拔きCh】精神科醫 益田裕介

思い込みが激しい人の特徴と付き合い方を精神科醫目線でお傳えします【早稻田メンタルクリニック 切り拔き 精神科醫 益田裕介】

影片類型
一般
發布日期/時間
2024年11月14日 20:45
動畫長さ
08:27
觀看次數
1萬7419回
點讚數
811
コメント數
-
エンゲージメント率
4.7%
データ確認日時
2024年11月20日 16:08

動畫概要

本日は「思い込みが激しい人の特徴と付き合い方」というテーマでお話しします。

思い込みが激しい人はどういう特徴があるのという話をして、なぜこの人たちは思い込みを正そうとしないのかということもお話しします。
そして付き合い方を説明するとともに、最後は格差問題についてお話しします。

■どういう人が多い?

どういう人がそもそも多いんですか、ということですけど、人の特徴や心、性格というのは遺傳と環境によって決まります。

遺傳的なもの、もともと生まれ持ったものと、記憶と學習、今まで過ごしてきた體驗や學習されたもの、過ごしてきた環境によって決まります。

例えば、立場が上とか、今まで自分の好き勝手できていた人というのは、わざわざ自分の意見を變える必要がないので思い込みが強くなってしまう。
多樣な環境にいなかったというのは思い込みが強くなる原因です。

遺傳的な問題でいうと、柔軟性が高い人と低い人は遺傳的に違うというのがあります。
これらは國語力とかメタ認知とか、樣々な能力に分解することができます。
主にどういう疾患が精神科では多いのかというと、發達障害(神經發達症)です。
特にASD、あとアルコール依存症やギャンブル依存症などの人たちは、やはり切り替えが苦手だったりします。

ハマりやすい人たちはそういう人が多いです。
もちろんハマってしまうのは普通のことなんだけれども、ハマったあとに拔け出せない人たちですね。
問題があるとわかっておきながらやめられない人たちは、やはりそういうところがあるなと思います。

あとは不安が強い人、社交不安障害の人たちは、やはり生まれ持ったものもあるし、うつ病とかそういうストレスが溜まった状態で腦が變性してしまって、柔軟性を缺いてしまうということもあるだろうな、と思います。
こういう人たちはよく臨床で見ます。

■どうして抵抗するのか?

結局なぜ抵抗するのかということになると、なぜ妥協してくれないのかということにも似ています。

どうして抵抗するのかというと、億劫というのがあります。
億劫というのは相手を尊重しないんです。

認知を變えるのは大變です。
今まで自分はこうだと思っていたものを別のものに變えるのはすごく大變じゃないですか。
その大變さをするというのは、相手の立場を尊重しているからなんです。
相手を尊重したり、妥協をきちっとするということです。

自分はこうしたいけれども、妥協しなきゃダメじゃないですか。相手は相手でこうしたいという思いがあるから。
互いに尊重し合って妥協點を見つけなきゃいけないのに、それを億劫がったり嫌がったり、力でねじ伏せたり、そういうのがあります。

立場や多樣性、そういうものの理解が難しかったり經驗が足りないというのはあったりします。

ではなぜそうなっているのかというと、トラウマ的な問題もあるかもしれないし、精神醫學的な問題があるのかもしれないということです。

今まで誰かからきちんと尊重されなかった、多樣な場所で育たなかった、インクルーシブな教育環境や職場環境にいなかった、誰かが妥協してくれなかった。
兄弟げんかでもいつもお兄ちゃんが勝ったり、親子げんかでも全部親が勝って妥協のしあいがない。一方的に親が叱りつけちゃう、一方的にやっつけちゃう、そういうものが殘っていくと、自分が一方的に叩ける立場になったらわざわざ變えなかったりします。
困ったときには拳と拳をぶつければいいんだみたいな形になって、妥協し合わないというか、そういうことになってしまいます。

親は100%正しかったりするんです。
子どもは經驗がなくて、まだ子どもですから知識もないわけですし、知惠もないので親が勝っちゃうんです。
だけど100%勝ったらダメなわけです。

いくら相手が惡いからといってグウの音も出ないくらい叩きのめすと、やはり子どもは育ちにくくなるし自尊心が育まれません。
逃げる餘地を與えるというか、相手の心の問題もありますからとても大事だと思います。

惡い親はそこで言い負かされそうになったら、今度はお金を出してくるんです。
「いや、育ててんの俺だぞ」「金を出してんのは誰だと思ってんだ、嫌だったら家から出てけ」「メシを食わせてんのは誰だと思ってるんだ」と言って、本當にパワーゲームをやってしまう。
それはトラウマになっちゃうよね、ということです。

■どう付き合うのか?

じゃあ、そういう人とどう付き合うのがいいのかということです。

上手く付き合えないと、ここら邊の人たちはやはり苦しくなってしまいます。
例えば發達障害の人の奧さんは、カサンドラ。
あとは子どもカサンドラ。發達障害の人の子どもたちは、親が意見を變えてくれない、共感してくれない、理解してくれない、一方的にやられてしまってうつっぽくなっちゃう。

アルコール依存症や境界性パーソナリティ障害だと、共依存と呼ばれる状態で思い込みが強い人とくっつく。
變えようとするんじゃなくて、自分からそっちになびいちゃって、相手にくっつけば變える必要がなくなるので共依存的に同化しちゃうということもあるだろうし、アダルトチルドレンやヤングケアラーの問題もあります。
上手く行かないとうつっぽくなってしまうというのはあります。

では、上手く付き合うとはどういうことかというと、「きちんと距離を取る」ということなんです。
こいつは思い込みが強いんだな、と思うことです。
何とかしようではなくて、一歩引いてあげる。

この人は思い込みが強くて、過去の經驗からもうこれは變えにくいだろうな、ときちんと豫測するということです。
今回こそは變えてやるとなると、山を動かすみたいなものです。動かない前提で距離を取って冷靜にやる。

そして自分ができないんだったら、できないのはできないで諦めちゃうというのも正しいんです。
ゆっくり解きほぐす、年單位の時間をかけて解きほぐすことがとても重要だったりします。

あとは、僕らはロールモデルになってあげることが重要だろうなと僕はいつも思っています。
嚴しいことを言えば、「相手が尊重してくれないからしないんだ」と言う人に對して、「尊重しなきゃダメだよ」と言うんです。

ニワトリが先か卵が先かみたいなことじゃなくて、「たとえ損でもやらなきゃダメだよ」と患者さんに言います。何より自分たちがやらなきゃいけないです。

患者さんを尊重する、相手を尊重する、患者さんの言ってる意見に對して醫學的には100%正しいけれども、藥は絶對飮めと言うのだけれども、やはり信頼關係が大事だからある程度妥協してあげる。

相手の立場を理解する、多樣性を理解する、それは表面上とか教科書的な知識じゃなくて、もうちょっと深い水準で理解する、そしてロールモデルになる、相手が自分たちをきちんと理解し、眞似したいなと思わせるようになることが大事です。

こういう經驗がないんだよね。
あったかもしれないけど理解できなかったのかもしれないし、實際なかったのかもしれないです。

■格差問題

格差の問題はすごく大きくなっているなと思います。
教育格差の問題が大きい、家庭格差の問題が大きいと思います。

同じ發達障害で、同じようなWAISの結果であっても、トラウマとか家族環境が惡かった人は治りが惡いです。
柔軟に考える力が育ちにくいというのがあります。

やっぱりこういう經驗がないんだよね。
子どもの時からそういう對應をしてくれなかった、そういう大人が身近に今もいない、それで何だか益田が言ってることがわかるようなわからないような感じなんです。
難しいなと思います。

何が難しいかというと、多くの人にとってはそうは言っても親が與えてくれたものだったりするのが、與えてくれなかったり、たまたま與えてくれる環境になかったりしている。

だから本當に、精神科というのは不幸の連續というんですけれど、人生のどこかのタイミングでは尊重してくれる相手と出會えるわけです。

母親はダメだった、でも父親は尊重してくれた、母も父も尊重してくれなかったけど、おじいちゃんは尊重してくれた、おばあちゃんは尊重してくれた。
そうは言っても友達は尊重してくれた、學校の先生は尊重してくれた、友達も學校の先生もダメだったけれども大學生になって戀人ができたら尊重してくれた。
それはダメだったけれども次は仕事を始めたら、お客さんや職場の上司が認めてくれた。
誰も認めてくれなかったけれど、その認めてくれない思いを吐き出したら、YouTuberになったら視聽者が認めてくれたとか。

この連續の中でどこか認めてくれるんです。
本當にサイコロの目の6が連續するみたいで、お母さんもダメでした、お父さんもダメでした、兄弟も友達も學校の先生も職場も何も、得意なことも一個も見つからないし、戀人もダメでした、みたいなことになるとやはり苦しいし、上手くいかないです。

でもそんなに6が連續で出ることがないんじゃないかとみんな言うんです。
確かに6が連續で出ることは少ない、こんなに連續で全部ダメということないでしょう、と言うんです。
あるんです。

寶くじみたいなもので、寶くじなんて當たらないでしょと言ってるのと一緒です。
でも當たる人はどこかにいるんだよね。
極めて人口の中では少ないんですよ、100人に1人、2人とか。
こういう状況になる人は本當に少ないんです。

でも1萬人いたら何人かは必ずいるんです。
その何人かという人たちが精神科へ來ていたりします。

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▼自己紹介
益田裕介
防衞醫大卒。陸上自衞隊、防衞醫大病院、薫風會山田病院などを經て、2018年都内で開業。專門は仕事のうつ、大人の發達障害。といいつつ、「なんでも診る」ちょっと變人よりの町醫者です。
趣味は少年ジャンプとお笑い。キャンプやスキーに行きたいです。2020年6月5日より斷酒繼續中。

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