早稻田メンタルクリニック【こころ切り拔きCh】精神科醫 益田裕介

早稻田メンタルクリニック【こころ切り拔きCh】精神科醫 益田裕介

精神科醫が「心の病氣はどのようによくなるのか」わかりやすく解説します【早稻田メンタルクリニック 切り拔き 精神科醫 益田裕介】

影片類型
一般
發布日期/時間
2025年1月29日 20:45
動畫長さ
10:29
觀看次數
1萬7318回
點讚數
658
コメント數
-
エンゲージメント率
3.8%
データ確認日時
2025年2月4日 13:38

動畫概要

本日は、心の病氣とは何か、心の病氣が癒えるとはどういうことなのか、治療がうまくいくためにはどういう生活を送ればよいか、という話をします。

・精神疾患とは
精神疾患とは腦の病氣であるということは、だんだん一般化していますし、それは遺傳的な問題とストレスの重ね合わせによって發症するのだということも一般的にはなっています。ですが、まだまだ偏見は多いですし、精神科の病氣は甘えなんだ、難しい、知りたくない、あるいは攻撃的に見ている人もいたりします。家族にもそのような人は多いです。
人間というのは、惱みますし、傷つきますし、落ち込んだりします。それは病氣の人だけに起きることではなく、健康な人にも起きます。ですからつい「僕らも惱むのだから、お前が惱んでいるからといって病氣なわけではない」という單純なロジックになりがちです。「僕も惱んでいる、でも病氣ではない。お前も惱んでいる、ということは病氣じゃない」というロジックに陷りがちなのです。惱み方の程度が違うとか置かれている状況が違うと言うのですが、多くの人は視野が狹くなって自分のことに集中しがちで相手のことまで氣が回らず、つい相手に對してそのような批判をしがちです。
自分がすごく落ち込んだことがある人は、同情してくれる人もいるのですが、その時の嫌な記憶を思い出したくないから避ける、逆にそれをバネにしたから攻撃的になる、「お前も頑張れ」とすごく暴力的になる人もいます。
不幸や悲しみ苦しみを受けて、「あの時、自分は傷ついていたな」「自分は嫌な思いをしてたな」ということを心の隅に抱えながら、目の前に自分と同じような經驗をしている人、自分とは違うかもしれないけれど惱んでいる人がいたときに、「あの時」の記憶を思い出し、「自分もあの時嫌だったな」と思いながら、でも今目の前で困っている人を助けてあげたいと思える、それはすごく人間らしいのですが難しく、全ての人ができるわけではありません。僕の勘ですが、6、7割の人しかできない技術なのではないかと思います。

・治療とは
精神科醫が行うことは診斷をして藥を出すことです。
病氣を診斷して藥を出して、症状を取ってあげることはできますが、そのベースとなった不運の状況、社會的な問題、現實的な問題、自分の能力の問題、生い立ちやトラウマの問題を解決していません。ですから「病氣」から「不運」に行くだけで、そこでまたストレスが溜まれば「病氣」に戻ってしまいます。
精神科醫がメインでやることは「病氣」から「不運」に戻すことですが、「不運」からどうやれば「健康」に行けるのか、もしくは「不運」の状況から、皆と同じような生活はできないけれど不運を受け入れて「森の外」で暮らすことを選擇するのか。健康的な社會の中にはリア充もいますし、森の中には果物もありますし、木が生い茂っていて安全です。色々な出會いがあったり樂しかったりしますし、爭いもあったりします。
ですが、皆が「不運」から「健康的な社會」に戻るのではなく、どこか貧しさはあるけれど、でも心の安定のある世界で暮らすことを選ぶ人もいます。森から離れて土地が貧しいところで暮らす、だけど爭いはない、ということを選ぶ人たちもいます。つまり福祉を受ける、生活保護を受けて暮らす、そういう人たちもいます。
自分が「不運」の状況になってから、どちらを選ぶかは自由です。人にもよります。ですが、皆が「健康」に行くわけではないので、半ば強制的に「森の外」を選ばなければいけない人もいます。

治療というのは何かと言うと、患者さんの話、病歴、生い立ちなどを聞いて診斷をします。診斷をした後に、治療は藥物治療とカウンセリング的なもの(精神療法)、福祉の導入(社會的な治療)を行います。
例えばパワハラによる適應障害であれば、診斷をして藥物治療を行ったり、少しカウンセリングをしつつ、環境調整をしたり傷病手當を取ったり異動を檢討したりします。
病歴→診斷→藥までは醫者の言うことを聞いて任せておけば良いのですが、カウンセリングや福祉をどうするのかというのは、醫者の言うことを聞いているだけではダメで、自分で考えながら、自分で物事を理解しながら、心とは何かを考えつつ、自分の心を癒していく必要があります。
つまり、「不運」の状況からどのように「健康」に行くのか、もしくは「森の外」に行くのかは、カウンセリングや福祉を用いて考えていかなければいけない領域です。

・カウンセリングとは
カウンセリングでやるべきことは何かと言うと、基本的には自己理解です。自分を理解する、腦の仕組みを理解する、自分とは何か、自分の心はどのように動いているのか、病氣のことを理解する。
それとともに、他人のことも理解します。自分を理解することも大事ですが、他人を理解する、他人同士の動きを理解することも大事です。自分と全く違う價値觀で生きる人、善意だけではなくかといって惡意だけでもない人たちがどういう風に動いているのかを理解する。
このような理解を通じて、最も合理的な行動をとることが大事です。自分のこともわかった、他人のこともわかった。ですが、これが正しいだろう、こういうことをすべき、社會はこうあるべき、自分はこうあるべき、とやると固いのです。固いから折れてしまうし戰うと負けてしまいます。たとえ正義があったとしても、集團にはどんな人も負けてしまうのです。折り合いをつけて生きていくことが重要です。
「自己理解」や「群れ理解」を受け入れることは痛みを伴います。ですから、カウンセリングは苦しいですよとか辛いですよと言ったり、治療者のことを冷たいと思うかもしれないですよと言ったりします。痛みを與える治療者に對する怒り、何で樂に治してくれないんだ、何でこんな苦しい思いをしなければいけないんだとなります。苦しい思いをしていると人間は本能的に孤獨を感じます。

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一般の方向けに、わかりやすく、精神科診療に關するアレコレを幅廣く解説しています。動畫における、精神分析や哲學用語の使用法はあくまで益田獨自のものであり、一般的(專門的)な定義とは異っているところもあります。僕がもっとも説明しやすいとたまたま感じる言葉を選んだだけなので、あまり學術的にとらないでいただけると嬉しいです。
                
▼自己紹介
益田裕介
防衞醫大卒。陸上自衞隊、防衞醫大病院、薫風會山田病院などを經て、2018年都内で開業。專門は仕事のうつ、大人の發達障害。といいつつ、「なんでも診る」ちょっと變人よりの町醫者です。
趣味は少年ジャンプとお笑い。キャンプやスキーに行きたいです。2020年6月5日より斷酒繼續中。

▼參考
厚勞省みんなのメンタルヘルス https://www.mhlw.go.jp/kokoro/
カプラン 臨床精神醫學テキスト第3 https://www.medsi.co.jp/products/deta...
倫理規定について https://note.com/mentalyoutubers/n/nb...

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